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カテゴリ:本
☆ 「あふれた愛」 天童荒太 ☆ 4つの物語で構成されていて、 全て単独の物語なのですが、 どれも、育児中のストレスとか、 成長過程で両親から受けたストレスとか、 目前で人が亡くなった事によって受けたストレスとか、 精神的ストレスによって引き起こされる事と、 それにまつわる物語が描かれていました。 精神的なストレスって、 頑張れば気合でなんとかなるとか、 軽く扱われがちだと思うのですが、 人間の心ってそんなに強くないのでは。 体と一緒で、強くてたくましい人もいるけど、 弱くて疲れやすい人もいるんだと思います。 目に見えないから、軽視してしまうのかな。 私は自分では、体も心も強いと思っていたし、 人からも、悩みなさそうとか言われるけど、 対人関係のストレスから円形脱毛症になったりして、 精神的な事で、体に影響が出ました。 育児中も鬱になったし、全然強くなかったです。 ストレスなんて誰にでもあるだろうけど、 それを深く考えすぎて体を壊してしまったり、 精神が壊れてしまう事って、 自分が知らないだけで、周りにも結構あるのかも。 そんな事を考えさせられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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