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カテゴリ:スポーツ
2007プロ野球
戦力外通告クビを宣告された男達 という番組を見ました。 プロ野球の世界は、 野球経験者の誰もが一度はあこがれる 華やかな世界です。 シーズンオフの契約更改時に、 球団は選手たちに何千万円、何億円 という年俸を提示しています。 しかし、その一方で 毎年シーズンオフを迎えると 約100人の選手たちが 戦力外通告を受けていることは あまり知られていません。 1球団が契約できる 選手の人数は限られています。 次のシーズンに向けて 新しい選手を獲得するために 各球団が戦力外通告をするのは やむを得ないことなんですね。 戦力外通告を受けた彼らが プロ野球選手を続けるためには トライアウトで自分の実力を 証明しなければなりません。 この番組は、 戦力外通告を受けた選手と その家族の人間模様を描いている ドキュメントです。 さまざまな選手が登場しましたが、 私は元ライオンズの柴田博之選手と 元ジャイアンツの三浦貴選手の 結末が興味深かったです。 柴田選手は 2回のトライアウトに出場し 10打数6安打で、 俊足を生かして盗塁も成功。 トライアウト後の 柴田選手は満足げでした。 一方の三浦選手はというと 2回のトライアウトで 10打数1安打。 不甲斐ない結果だったんでしょうね。 トライアウト後の 三浦選手は寂しげでした。 打率1割の三浦選手の契約は微妙、 打率6割で盗塁も決めた 柴田選手はすぐに 契約できるに違いない、 私はそう思いました。 しかし、トライアウト後の 彼らの結末は正反対でした。 柴田選手には どこからもオファーがなく、 三浦選手には 番組放送の2日前になって ライオンズから オファーがあったそうです。 三浦選手は現役続行が 決まってよかったですね。(^^) それにしてもトライアウトで 結果を残した柴田選手には どうしてオファーが来なかった のでしょうか? 調べてみると柴田選手には 外野手として弱点が あることがわかりました。 柴田選手はひじを 壊してしまって肩が悪い のだそうです。 トライアウトを見る限り、 柴田選手は代走、代打、DHなどで まだまだ活躍できそうな気がします。 しかし、プロの目で見ると、 柴田選手はもうそれほど 価値のない選手なのかもしれません。 プロ野球の世界は 生存競争の激しい世界なんですね。 改めてそう思いました。 ライオンズが 三浦選手獲得を決めた理由は 長打力のある外野手だったから のようです。 私は「なるほど」と思いました。 三浦選手がトライアウトで 打ったヒットは1本だけでしたが、 その1本はライトフェンス直撃の 2塁打だったからです。 柴田選手はトライアウトで ヒットを6本打ちましたが、 確か長打はなかったと思います。 また三浦選手には 大きな怪我がないことも 幸いしたかもしれません。 元投手ですから肩もあるでしょう。 右利きでいざというときは サードが守れるところにも ライオンズは 注目したのかもしれません。 球団が選手を獲得するかどうかは、 トライアウトの結果に加えて チーム事情、対象選手の長打力、 怪我の影響の有無など さまざまなことを総合的に判断して 決められているんですね。 私はトライアウトの時の 打率や盗塁などわかりやすい 数字にだけ注目して、 戦力外になった選手たちの価値を 判断してしまいました。 お恥ずかしい。(^^;) ![]() 戦力外通告 戦力外通告を受けた 大越基さん、田中一徳さん、 橋本清さん、石毛博史さん、 野村克則さんは 当時どんなことを考えていたのでしょうか? ![]() 無形の力 楽天の監督である野村克也さんの 半生がまとめられている本です。 ・非常に貧しかった子供のころの話 ・南海にテスト入団したころの話 ・南海のプレイングマネージャーになった経緯 ・数々の選手たちを再生させた話 ・当時あまり強くなかったヤクルトを 3年で優勝させたID野球の話、 ・阪神の監督、シダックスの監督、 楽天の監督就任当時のエピソード ・楽天の監督としての決意 などが書かれています。 野村さんの野球に対する考え方、熱意が 私にはよくわかりました。 あの野村さんでも テスト入団して1年で南海から 戦力外通告を受けたことが あったそうです。 意外な事実ですね。 それを何とか取り消して もらってからは、自分で考え コツコツと個人練習を重ねて 力をつけていったそうです。 弱者は強者のように戦っては勝てない。 だから頭を使い、知恵を絞るべき、 というのが野村さんの考え方です。 監督としては、選手たちに 解雇されて慌てないように その後の人生に役立つような 人生観、価値観を身につけてほしい とも語っています。 これは野村さんが戦力外通告を 身をもって経験しているからこそ 出てくる言葉ではないでしょうか。 野村さんが率いる楽天は 近い将来、きっと強くなる、 私はそう思いました。 楽天ブックスでは、 配送方法を 「コンビニ店頭受取」 にすれば、 注文金額に関わらず 本、DVD、CDの 送料、支払い手数料が無料 になります。 受け取れるコンビニは、 ファミリーマートです。 近所にファミリーマートがある方は 余計なお金をかけることなく 定価以下の値段で本、DVD、CDが 手に入ることになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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