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カテゴリ:へらぶな釣り
まだ会ったこともない若造に、ちょっと心をときめかせながらおそるそる送信ボタンをクリックする。 齢80をいくつか過ぎた、地元では知らない人の居ない大手メーカーの元重役さん。 ぢつに温厚な紳士である。 Tさんとの出会いのきっかけは、この正月に頂いたその一通の年賀メールから始まった。 何度かのメールのやりとりのあと、是非にということでTさんのお宅にご招待いただいた。 伏見桃山の小高い丘にあるお屋敷にお招きいただき、とりとめもなくまた尽きることのないへら釣り談義をめぐらせる。 おごることなくまた胸を反らすこともないTさんのお話し。 一本だけお持ちだという使い込まれた和竿(旭匠銘)を手に、キラキラと目を輝かせながら語るTさんの背中に、久しぶりにボクは「師」と言うものを感じたのであります。 奥様が作ってくださった白玉善哉を頂きながらゆっくり流れた三時間。 いやほんま。ボクにとってとても貴重な三時間でありました。 ということで、Tさん宅にお邪魔するまので間、「坂の上の雲」を三回目読破中ということもあって、再び乃木神社を訪れて参りました。 うつし世を神去りましし大君の御あと慕いて我は逝くなり(乃木希典大人之命) 諸説はあるが、この偉大なる将軍にとって明治天皇は間違いなく「師」であろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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