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テーマ:アニメあれこれ(27160)
カテゴリ:大銀幕(TV)
先日「BSアニメ夜話」で絶賛された2001年作品。
時々アニメ夜話はチェックしてるのだが、今までになく熱く語られている。 我が家はダンナもアタシもおもしろければ、マンガ・アニメもなんでもOKで、 これはという番組は結構見ているつもりだったのだけれど、「クレヨンしんちゃん」の映画は見たことがなかった。 鮮やかな期待の裏切られかた。これはもはやオトナのドラマだ。 見終わった後、涙だらだら状態であちこち検索すると、公開直後からかなり話題になっていた作品らしい。 30代半ばから40代、子供時代に大阪万博を経験していた人なら絶対につぼにはまる。細部にまでこまかく書き込まれた、万博会場。 もちろん万博をリアルタイムで体験していなくても、「昭和」という時代の放つノスタルジックな香りに引き込まれないオトナはいないだろう。 1970年まさに高度経済成長まっただ中、誰もが素晴らしい21世紀を思い描いていたはずだ。 月の石を見て、21世紀には月旅行なんてあたりまえになる。そんな風にアタシも考えていた。 けれど、やってきた現実の21世紀は夢の21世紀とはかけ離れていた。 こんな21世紀が欲しかったのではない。未来を夢を純粋に信じることの出来た「あの頃」は、たまらなく懐かしい。 心情としては、悪役であるはずの「イエスタディ・ワンス・モア」に肩入れしてしまう。 あの頃の夢や未来に落とし前つけて、これから自分で歩いていく未来をみつけなければならない。 「なつかしいって そんなに いいものなのかなぁ?」 序盤に出てくる子供の素朴な言葉に、見終わったあと、改めて考えさせられる。 宮崎アニメよりもずっとおもしろく、ずっと深いテーマを描いている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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