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わが家で所蔵する慶安3年(1650)「源氏物語」とまったく同じ慶安3年「源氏物語」 の絵が、「ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)」の 「webサイト(UNESCO Global Heritage Pavilion)「THE TALE OF GENJI」 で公開されました。インターネットの画像で同じ慶安3年「源氏物語」の絵を見ることができます。 「源氏物語」は、平安時代に作られた国宝級の原本だけが、貴重なのだと思われがちです。 しかし、慶安3年「源氏物語」のように世界から認められた貴重な原本であることがわかります。 下の絵が、「源氏物語」「総角(あげまき)」の絵です。 ![]() 「大君(おおいきみ)の顔を見入る薫の君」愛する大君(おおいきみ・英訳はOigimi) のそばで悲しみにくれる薫の君を描いています。眠っているとしか思えない 大君(おおいきみ)のそばで、セミの抜け殻のようになって、このまま大君(おおいきみ) を見守っていたいと思う。右下の女性は、大君(おおいきみ)の妹・中の君です。 下の画像は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)」の 「webサイト(UNESCO Global Heritage Pavilion)」「THE TALE OF GENJI」 で公開している「総角(あげまき)」の画像です。 ![]() 画像のアドレスは、http://webworld.unesco.org/genji/en/part_3/47-184.shtmlです。 上のユネスコのホームページの画像は、 こちらをクリックしてぜひご覧ください。 慶安3年「源氏物語」は、多くの絵が揃っている為に貴重な絵であると判断されたものです。 わが家の慶安3年「源氏物語」の原本は、貴重な文化遺産だとわかりました。 わが家の慶安3年「源氏物語」の画像を順次公開しております。 ツイッター「源氏物語の世界」でも公開しております。 ![]() 海外展示を終え、日本で鑑賞されている原本の写真です。右窓側柱の中央に 額縁付原本が見えます。
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![]() ![]() ![]() 浮舟は匂宮(今上帝の皇子と薫の君(女三の宮の子)という2人の貴族に愛され、2人の男の間の板ばさみとなり苦しみます。匂宮が薫の君を装って浮舟の寝所に侵入したことが発端です。 「女君(浮舟)は、あらぬ人なりけり、と思ふに、あさましういみじうけれど、こゑ(声)をだにせさせ給(たま)はず」と原文に記されています。 薫の君と匂宮という2人の男からの求愛に苦しんだ浮舟は、「鐘の音のたゆるひびきに音(ね)をそへて、わが世つきぬと君に伝へよ」 という母君への別れの手紙を託します。 現代語訳にすると「寺の鐘の音が絶えていくように、私の生命も終わったと母君にお伝え下さい」となります。 浮舟は、僧都(そうず)に助けられます。「手習」の巻に 「尼になしたまひてよ。さてのみなん生くようもあるべき」とあります。 現代訳にすると 「私を尼にして下さい。そうすれば、生きていくことができます」と出家を願い出るのです。 匂宮が薫の君を装って「浮舟の寝所に侵入する場面」と 「浮舟の母君への別れの手紙」の場面を描いた2点の原文の写真をページに追加して公開しました。
最終更新日
2023年05月13日 19時27分09秒
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