よりしろ。
形あるものはこの世の中での形なきもののよりしろなのだな、と。この肉体にしても。あの絵画にしても。そんなことをあらためて感じたけさです。きのうはたなばたらしくとてもロマンティックな日でしたね。実と虚ということがいつも同時に浮ぶようになって来た今日この頃です。魂の浄化というのはほんらい持っている気高さを取り戻すことなのだとつくづく思います。老境に向かってはそのようなものであった時がかつては存在していたのであろう、とそんなビジョンが浮びます。小さい子どもの使う黄色の輝きとお年寄りの使う黄色の輝きの違い。あの時のビジョンのようなお年寄りたちが輝ける存在であったそんな幸せな地上は夢なのかな、と。それはつくれるとしたらみんなでつくるのだろうと。深い深いところで見え方が反転して。わたしはかつてとてもすばらしいことに関わりとてもすばらしいものを見せていただいたのだということに気が付きます。わたしも残りの人生でできることをこつこつやってみよう。