デモ(游行)
昨日は9月18日。満州事変の発端となった日。中国では「九一八(jiuyaoba)」と呼ばれ、一つの記念日となっております。満州事変は、1931年(昭和6年、民国20年)9月18日に中華民国奉天(現瀋陽)郊外の柳条湖で、関東軍(満洲駐留の大日本帝国陸軍の軍)が南満州鉄道の線路を爆破した事件(柳条湖事)に端を発し、関東軍による満州(現中国東北部)全土の占領を経て、1933年5月31日の塘沽協定成立に至る、大日本帝国と中華民国との間の武力紛争(事変)である。『wiki参照』昨日はその記念日と、最近の尖閣諸島国有化問題が重なって、中国全土でデモの呼び掛けがありました。それ以前から、北京・上海・西安・青島など各地で暴動化したデモ隊が話題になっていましたが、ココ天津でのデモ運動はそれまで一度も見たことがありませんでした。昨日は天津の中心公園に11時終結、繁華街を周り、ヤマダ電機を終点とする内容のデモ呼び掛けがあり、警察や武装警官が各ポイントに準備されていました(・・;)多くの日系企業は「外出禁止」の指示が出ており、皆さん自宅待機の様子・・・私はというと、お店も少しだけ心配だったので一応出勤してみると、何てこと無い、普段と変わらない雰囲気でした^^;中国版ツイッターで随時状況を確認しながら、デモ隊を見に繁華街へ。。。。 伊勢丹の前。緑の制服が武装警官、ブルーは警察官です。伊勢丹は通常営業してました(*^_^*) デモ隊いないな~と、スタバに寄って飲み物を買って出てきたら、濱江道の方からデモ隊らしき集団が!!あっという間に野次馬で人がいっぱいになりました(-_-;) 写真で分かるかな~?ほとんどの人が野次馬です。手を挙げて写真を撮るために集まってきた人8割。という印象でした^^;そして、こうして人だかりができても、すぐに警察の方が中心から外の方に広がりながら「散って散って~~、ありがとね~~」と群衆をまき散らしていました。そして、歩道橋を渡りヤマダ電機の方へ・・・しかし、ヤマダ電機は前日の呼び掛けの最終目的地だったからか、要請があったからか、警察の見張りと線が張られ、近づけないようになっていました。そうなると、すぐ近くにあるユニクロが標的に・・・^^;同じことの繰り返しなのですが、集まっては散ってという感じです。主張しているのは「抵制日货!!」という日本製品ボイコットの掛け声が一番大きかったかな??一応ユニクロも、すぐに対応して一時的に閉店していました。ヤマダ電機もユニクロも、閉店の理由が「一時改装中」。笑ウソバレバレですね^^;暴動もなく、普通のデモだったので近くのワトソンで日本製品を普通に買い(笑)、お店に戻ろうとしたら、さっきのデモ隊は伊勢丹にいました! 伊勢丹が一番盛り上がっていた気がします。こちらも急遽一時閉店した様子。遠めの写真で分かりにくいですが、皆手を挙げて写真を撮るのに必死^^;一緒に見に行った友人も「これって野次馬ばっかじゃないの?」と。本当にそんな雰囲気でした。その後の動きは分りませんが、ツイッターを見ている限り昼過ぎには普段通り。。。(*^_^*)「天津でデモなんてまさか・・・」とか「何の騒ぎなの~」とかそんなつぶやきも多く見られ落ち着いた場所だな~と改めて感じました。そして、多くの人が「理性的な行動を!暴力反対!!」と呼び掛け、他の都市のようなひどい行動、暴動は全く見受けられませんでした(^_^;)日本の報道は、大使館襲撃や、放火、たくさんの驚くような行動ばかりが映されているようですね。もちろん、そのような過激な行動が行われたのも事実です。残念な事です。ですが、それはごく一部の行動であって、多くの人は冷静に見ています。デモ前日に私を心配してメールをくれた中国人の友人達、日中関係が緊迫していても、ボイコットが騒がれていてもお店で私が紹介する商品を買って行ってくれる常連客、更に差し入れまでくれたりもします。沢山の良い人達が周りにいて、私はとても恵まれています(^^)日本の家族にはすごく心配かけていますが、天津は本当に穏やかな場所で、安全です。折角、今年は日中国交正常化40周年の年なのに・・・早く何とかしてくれ~~ぃ!