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カテゴリ:台湾棒球
第6戦(台南)
ぞう300 010 000 000 000 01=5 しし210 000 001 000 000 00=4 死闘でした。延長17回。 今年はこのブログでも長い延長のことを良く書いてる気がしますが、これまたいつ終わるともつかない延長戦。聯盟官網の試合結果やテキスト速報も延長戦の欄は12回までしか用意されてなくて強引なことになってます。 試合時間、実に6時間14分ですか。 延長に入ったときはすでに象は「勝利の方程式」は崩れてましたし、獅も本来の勝ちパターン継投とは言えない投手中心で投げましたんで早めに終わるかと思ってました。まさかこんなに0が並ぶとは。 実際、お互いにチャンスは多くて。 象は 10回無死二塁、 13回一死二三塁、 16回一死二三塁。 1点でも入ればサヨナラ→優勝となる獅は 9回一死三塁、 10回一死満塁、 12回無死一二塁、 15回一死満塁。 これだけ決定的なチャンスを迎えながらお互いにあと1本がなかなか出ない。3アウト目を取った投手たちがみんな派手派手ガッツポーズしながら引き上げていく。 中込監督はこんな大ピンチ続きだというのに、良くあんなにどっしりとベンチに座ってられるものです。ある意味、才能なんじゃないだろうか。もちろん表情は険しいというか心配そうではありますけども。監督というのは胃の粘膜が強くないとやっていられないですねぇ。 結局最後は王勝偉選手の本塁打で決まりまして、こういう展開は一発で決まると良く言われはするけれど、彭政閔選手以外はぜんぜんホームラン打たない象隊が一発で決めるとは…。でも成績を見たら、何気に王勝偉選手は象の選手では彭政閔選手の次に本塁打が多いんですねぇ(←7本だけど)。しかし打った瞬間はスタンドに届くような当たりには見えなかったな~。 むしろ、10回裏に王子菘選手が同じレフト方向に打った当たりのほうがよっぽどホームランかと思った。獅の選手もサヨナラ本塁打かと思ってみんなベンチから飛び出してきてたし、ご本人も両手でガッツポーズしながら一塁に走ってたら、スタンドインしなかったので慌てて二塁に走ってたように見えました。 なのに、VTRで見るとフェンス直撃さえしていたかどうか微妙。意外な。台風が台湾の東にいましたし、上空で神風でも吹いたんでしょうか。 他にも獅は惜しい場面がたくさん。 9回裏、同点に追いついてなおも一死三塁サヨナラのチャンス、三塁走者の許聖杰選手が突然本塁に走ってきて三本間でアウトになったのは何だったんだろうか。って、試合後の会見の記事によると(→これ)、打者の楊松弦選手のほうのサイン見落としだったそうで。ま、それ以外ありえないか。許選手がやっちゃったかと思ってヒヤヒヤした。 その前の、同点打を打った劉芙豪選手が二塁を狙ってアウトになったのも、こういう結果になってみると直接には勝敗とは関係ない走者だけに痛かったですかねぇ。冷静に二塁へ送球した陳江和選手の好判断か。 それから15回裏の高國慶選手のセンターオーバーしようかという大飛球、必死に走って追いついた劉耿欣選手の大ファインプレー。が、一旦はグラブに入れたボールが飛び出していたのは明らかで、飛び出したボールはフェンスに当たっていたように見えました。完全捕球した後だったという判断なんだろうか。あれがアウト判定でなかったら、そのあとの陳連宏選手のヒットがサヨナラ打だったかな…。 (そのあと、一死一三塁から許聖杰選手を敬遠して劉芙豪選手との勝負に出たときはとち狂ったかと思った) タラレバを言えばキリがないのですけども、とにかく獅は勝利と台湾チャンピオンの座のをほとんどその手に掴みかけていました。が、この試合では掴み取ることができず。 これで台湾シリーズは去年に続いて第7戦へ。海克曼投手と曹錦輝投手の先発予告されています。お互いに投手のやりくりは非常に厳しそうですが、果たしてどんな結末を迎えるのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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