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カテゴリ:読んだ本☆
全103ページ。
それなりに字も大きく挿絵もかわいい。 けれど児童書ではありません★ 挿絵も子供じゃわかりにくいかわいさ。 挿絵は名前は知らなくともきっと一度は目にした事があるであろう山口マオ氏。 ↑こちら代表的な猫ちゃんの絵です。 かわいすぎずなんとなく辛い感じもする山口マオ氏のイラスト。 この本文にしっくりきています。 今までこのイラストかわいいなぁ~、くらいにしか思っていなかったけれど・・・ 友人ふーみんさんが山口マオさんの大ファン。 すっかり伝染してしまった。 さて★本文は、というとなんとも浮遊感漂う内容。 頭が凝り固まってきつつある私は読み始め 「きっと深い内容に違いない。理解しよう。」と必死で読んでしまったが・・・ ページを進めていくうちにすっかり作者 川上氏のワールドの住人になってしまった。 深いこと考えずに楽しんで読める1冊でした♪ ちなみにタイトルの「椰子・椰子」とは作者川上氏の息子さんが小さい頃「おやすみ」を「やし、やし」と言っていたそう。(舌ったらずだったみたいです。) そこが由来だそうで・・・タイトルの意味を読み解こう、と意気込んでいた私は拍子抜け(^。^:) 一応本文中に椰子もでてくるのですが・・・あんまり意味はなさそう(笑) 内容は日記形式になっており、1月1日から始まっている。 ちなみに1月1日の内容はコチラ↓ 1月1日 曇 もぐらと一緒に写真をとる。 もぐらの全身を見るのは初めてである。 あんがい大きい。 写真をとるために直立してもらう。 小学校六年生くらいの背丈で、顔もどことなく人間じみている。 ただ、手に穴を掘る為の鋭い鈎がついていること、てのひらが漆黒であることが大きな違いである。 肩を組んで写真をとる。 ものおぼえのいいもぐらで、すぐに人間の言葉を覚えてしまう。 仲良く喋りながらも、もぐらの気に障りそうな言葉は使わないように注意する。 たとえば「唯物史観」「石鹸シャンプー」「ガラスの破片」など。 話しているうちにもぐらが妊娠していることも明らかになる。 もぐらは丸い顔を近づけてきて、ふんふん嗅ぐような身振りをしながら、私の肩を抱く。 (あまり立ち入ったことは訊かないようにしよう) にこやかに対応しながらも、思う。 ・・・と初っ端からワールドが濃い・・・!! 読み進めていくにつれ更に濃くなっていきます(笑) いくつかかいつまんで彼氏に朗読したところばかうけしていました。 頭の中をほぐすのにいい作品かも☆ ちょっと著者 川上弘美氏のワールドにはまってしまった。 これからいろいろ彼女の作品を読んでいこうと思っています。 楽天ブックスにもあり☆文庫本もあり500円以下であります・・・が1500円以下なので送料が・・・(@_@) 送料無料キャンペーンとかやってよ・・・楽天さん。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月19日 11時26分33秒
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