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組長の戯言

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2006.01.04
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カテゴリ:学校
「医師が差別意識持つのは普通だ」
「医師は特権意識持ってる」
「謙虚になれる社会的土壌にない」
とある方からコメントをいただいた。

今日はそのことについて。

確かにそうだ。

実際、医者になっていない私でも差別意識はある。

でも差別意識を持っていない人はいるのだろうか・・・?
(以前日記でも書いたような気がする。)

そんな人にあってみたいものだ。

人に対して優越感を持ったことはないだろうか?

「私は○○よりも足が速い」
「私は○○よりも頭がいい、仕事ができる」
「私は○○よりも顔がいい」
などなど・・・。


そして身体、精神、知能障害者を見ると
「あ~、普通でよかった」と思うことはないだろうか?

「五体満足に生まれてきてくれればいい」と
母親なら思うものではないだろうか?

それもひとつの差別意識であろう・・・。



そして「特権意識」とまで言っていいのかわからないが
自分の仕事に誇りを持っているのは確かだ。
「特権」と言うほど勤務医は給料はもらっていない。
一部の開業医にばかり皆さん目がいっていないだろうか?
給料以上の仕事をしていると思っている。
むしろもっと楽して稼ぐことなんていくらでもできる。

何をもって特権意識としているのかがよくわからない。
「俺は医者だからお前らより偉い」ということだろうか?
まあ、実際おじさん医者には多いだろう。
だが私が今まで出会ってきた40歳代ぐらいから下の医者たちは
本当に仕事が好きなんだな、と感じる。
そうじゃなくちゃあんな仕事はできない。

「誇り」を持って仕事ができると言うことほど
生きがいはないのではないか?
(まだ働いてないからわからないが・・・)

ただ「謙虚になれる土壌にない」ということには
はっきりと否定したい。
それはない!!
あんなにいい人たちに対して
あんなに皆のことを思っている人たちに対して
あんなに謙虚にひたすらにがんばっている人たちに対して
失礼だ。

まあ、批判は受けるだろうけど・・・。

私は医学部にきて
あと少しでその医者になろうとしているが
他の道に進まなくてよかったと思っている。





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最終更新日  2006.01.05 00:37:34
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