|
カテゴリ:病気・病院・健康系
昨日bu_zouさんのブログで本田美奈子さんの訃報を知りました。
(今日の日記、もしかしてすごく長くなってしまうかもしれませんが よかったらお付き合いくださいね。) ワタシにとっての彼女は昔も今も ”一生懸命何かをする見本”。 初めて彼女をテレビで見たのはちょうど20年前。 何かの番組で彼女はデビュー曲”殺意のバカンス”を歌っていました。 自分と同じ10代の少女がこんな歌を・・!!っていう位その曲は 大人っぽかった。アイドルのデビュー曲って感じじゃなかった。 その頃のアイドルはみんなフリルひらひらで、可愛らしい曲を歌って ましたよね。そんな中彼女は異彩を放ってた。そして一時も気を抜かず すごく全力で歌ってる姿が印象的でした。勿論すごく上手でした。 その後有名な”1986年のマリリン”の他にも、和製マドンナという イメージに合わせたようなヒット曲が沢山ありました。 (その合間に”好きといいなさい”というような、ポップで、やっぱりアイドル!な歌も歌ってた。) 和製マドンナという位だから、松本隆さんや秋元康さんの歌詞は結構過激だった。 ”そそってそそられて 誘って誘われて キスは Ah~ どっちにする?” とか、(”Sosotte")”ああ誘惑しないで 違う私がブレーキかける いえいえ まだまだ その手には乗らないわ”とか。(”Temptation") でも、仔リスのような可愛い顔の彼女は、そんな過激な歌詞も 自分に与えられた役どころをきっちりこなすがごとく、一生懸命に 歌っていて、テレビで彼女をみかけると目を離せなかったのを覚えて います。そしてそんな彼女を見る度に、今よりずっと”へたれ”だった ワタシは、自分を叱咤激励したものです。”この人もこんなに がんばっているんだから”と思わせる迫力が彼女にはあった。 でも、その後そんなにテレビでその姿を見なくなり、あれ・・と 思っていたら、確か清志郎さんプロデュースでバンドを組み、 ”あなたと熱帯”という曲を出した。(久々に思い出しました。) その後多分紆余曲折あったのでしょう。また姿を見ないなあ・・と 思った頃にミュージカル女優としてカムバックしていた。 (最初のミュージカルのオーディションは、一般の人と一緒に オーディションを受けたそうですね。やっぱり根性がある) ワタシはミュージカルとか劇が苦手なので実際に拝見する機会は ありませんでしたが、彼女がそのジャンルで不動の地位を確立した ことはなんとなく知っていた。 そんな時に彼女の入院のニュースを聞き。 デビュー20周年なのに・・というトーンのニュースでした。なんだか すごく切なかった。なんでよりによってあんな頑張ってる人が・・と。 ただ、そのときは軽く考えてましたね。もはや白血病は治らない病気じゃ なくなってきてると思っていたし。 7月には自分も病気は違えど初めての入院をして、その時にも ”彼女も入院したんだよな~・・”とうっすら考えてた。 "彼女もワタシも10代だったのに、今は30代になっちゃって、しかも 入院しちゃって・・・”と。 その後ワタシは退院をし、娑婆に戻って普通に生活してる。 10月には彼女の病状がとてもよくなった・・というニュースをネットで 見て、”良かったじゃん!”と思ってた。 そして、昨日bu_zouさんのブログの一文を見たんです。 ちょっと最近無かった位のショックを受けた。 あれだけ、"自分のやりたいこと”がはっきりしてる彼女が 今後それを実現する機会を与えられず。 いい年こいて自分がやりたいこともはっきりみつけられず うだうだ生きているワタシにはまだチャンスがあり。 さすがに怠け者のワタシも、もう時間を無駄にするのはやめなければ、 と今日は本気で思いました。 ちょいとセンチでみっともない文章になってしまいました。 若い時は特にものをハスに見て、カッコつけていたワタシ。 そんなワタシに一生懸命何かをすることはカッコ悪いことじゃない、と いつもその歌で教えてくれてた本田美奈子さんの冥福を祈ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[病気・病院・健康系] カテゴリの最新記事
|