ももろぐ∞双子の女の子の物語∞

５年生の修了式

こももが、児童代表で、「６年生の抱負」を発表しました


授業で書いた作文で、こももが選ばれたそうです。

残念ながら、晴れ姿を見ることはできなかったのですが、
先生曰く「堂々として、立派でしたよ」とのこと


こももは、

「緊張して、つっかえるよりいいかと思って、
　作文を見ながら、とちらないように話したよ。

　つっかえそうになったときは、作文そのままでなくて
　アレンジしたんだよ」

って


幼稚園のときは、授業参観の度に、私から離れなかった
超、超、超、甘えん坊さんだったんですよ～



今のこももは、



最近は、写真を撮らせてくれないので、
ユニバーサルスタジオのスナップ写真



～発表した作文の全文～

　　　こももの作文を先生が少し手直ししてくれたそうです。
　　　原稿を入手したので、全文掲載


四年生が終わり、私は高学年になりました。その時母から、
「高学年になったんだから、みんなのお手本になりなさい。」と言われました。

　私はその日まで、六年生や五年生をお手本にしてきました。
だから私がお手本になるなんてできるかなと、自信がありませんでした。
けれど、それまでも何となくがんばってきたのだし、何とかなるかなと
軽い気持ちでいました。

　クラスが決まり、先生も決まりました。
五竹の宿題は、毎日「自学」でした。

私は初め意味がわかりませんでした。けれど先生から
　「自学は自分で計画を立てて勉強を進めていかなければならない。」
ということを聞き、何となくやり方が分かりました。

けれど今まで自分で計画を立てて勉強をしたことなどなかったので、
私は初日から早速迷ってしまいました。
これが高学年という事なのかなとも思いました。


　また先生からは
　「毎週水曜日に漢字の小テストをします。」
とも、聞きました。

小テストはたった十問です。
でも、そんなテストでも毎週あったら大変なんじゃないかと思って、
私は一生けん命勉強することにしました。


　運動会が終わったころ、だんだんこの生活に慣れてきた私は、
自学をなまけるようになっていきました。

漢字の小テストもほとんど勉強しないまま受けるようになり、
どんどん成績が落ちていきました。

そんな時、
　「去年の五年生の方が、しっかり勉強していたよ。」
と、先生から聞きました。

私はどきっとして、今まですごくなまけていた自分がはずかしいと
思いました。

水曜のテストに間に合うように、月曜日までにやらなければ
いけなかったのに、漢字の勉強がきらいという理由で
いつもいつも先のばしにしていました。
そして、前日の夜にあせって勉強する日々が続いていたのです。

けれど、それは何も自分の力になっていないことにも、
私は気づいていました。


　あっという間に時間が過ぎ、もう少しで五年生も終わると言うある日、
学年集会が開かれました。

五年生の先生たちから、
　「自分なりに課題をもって成長しなさい。」
　「周りの人のことを考えなさい。」
　「最高の学年になりなさい。」
と言われました。

どれも心にひびく言葉ばかりでした。


　その日、家に帰ってから今までのことを振り返りました。

私は今まで、勉強はなまけていたし、人のことも考えていませんでした。

そして、四年生が終わった時に母に言われたことが全然できていないなあ
と感じました。
これじゃあ悪いお手本にしかなっていないんだと思い、すごく反省しました。
もう二度と、こんなことにはならないようにしたいと思いました。


　四月になると私は六年生になります。

漢字の小テストのように、めんどうくさいと思うことを先のばしにしたくありません。
高学年としての自覚をもち、何とかなると軽い気持ちでいないという目標を立てました。


　でも一番の目標は勉強のことではありません。

私達は「高学年」より上の「最高学年」になります。
この学校全員のお手本となれるように、今までの失敗を見直し、
同じ失敗を繰り返さない人間になりたいです。

そして、五年生全員がそういう意識をもち、最高の学年になって、
錦町小学校のみんなを引っ張っていけるような学年になりたいと思います。