|
カテゴリ:純米酒
一昨日、アサヒビール株式会社の面白い「キャンペーン」を紹介しましたが、
今日は、超有名蔵元の「朝日酒造」さんの「越乃かぎろひ」についてです。 というのは、今日はお彼岸の中日だったので、お墓参りに行ったところ、 昔馴染みの方に久しぶりにお会いできて、日本酒談義に花が咲いて、その なかに「越乃かぎろひ」が登場したからです。 彼とは、同じお寺の檀家同士なので、彼岸中にお寺でバッタリ出会うことも 不思議ではないのですが、なかなかお参りの時間帯が合うことがなく、今日、 25年ぶりに会って、お参りはそこそこに、今度、何時一緒に飲みに行くかを 打ち合わせました。 彼は、これまで大の焼酎党だったらしいのですが、これからは日本酒を飲み 習いたいと言うので、これは僕の出番になった訳です。 ところが、日本酒ビギナーのくせに、醸造アルコールが入っている日本酒は、 は翌日頭が痛くなるからイヤだとか、吟醸香が嫌いとか、濃厚な味は苦手とか、 女性向けの甘いお酒は駄目とか、毎日の晩酌酒にするので1升で2000円までで とか、散々ぬかしやがる、おっと失礼!、おっしゃられますので、最初、 純米吟醸か純米大吟醸で、吟醸香が弱い銘柄をセレクトしようと思った思惑が 外れて、純米酒のなかから、選ばなくてはいけないハメに陥ってしまいました。 「そもそも、味わいが濃厚なのが純米酒であって、だから僕は純米酒が 好きなのに」 これは嫌な役目を引き受けたと後悔しましたが、「越乃かぎろひ」を 思い出して、「越乃かぎろひ 百寿」を薦めておきました。 「朝日酒造」さんは、言わずと知れた「久保田」の蔵元で、「朝日山」 と「越州」も有名ですが、九州の方では「越乃かぎろひ」は、飲み屋で 余り見かけません。 「かぎろひ」とは、朝日が昇りはじめる瞬間の状態をいうらしいのですが、 まさに、明るいのか、暗いのか、一体どっちなんだ!と言いたくなる お酒で、僕のような「コク派」には、「生殺し」にあってるような気分に させられしまうお酒です。 従って、僕の場合は「ぬる燗」まで熱するか、いっそギンギンに冷蔵 するかして飲むお酒ですが、彼のリクエストにはぴったりです。 ひやで飲むと、喉に水のようにスッと入ってきて、香りも低いので、 言われてみれば、日本酒の入門用としては最適なのかも知れないと思いました。 そして、同時に、いつも飲み屋で、初めて地酒を飲む方に、これまで 自分の嗜好を押し付け過ぎていたことにも気付いて、色々考えさせられた 「お彼岸」になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 24, 2005 09:39:59 PM
コメント(0) | コメントを書く
[純米酒] カテゴリの最新記事
|
|