|
テーマ:茶の湯の楽しみ(452)
カテゴリ:茶道
小学校の学校開放の土曜日を利用して、小学生にお茶を体験してもらおう、という青年部の企画で朝から小学校に行ってきました。 土曜日に体育館や教室の一部を開放して、子供たちが遊んだり、本の読み聞かせとかをしている中に、「お茶体験」も混ぜてもらったのです。 事前に部長が教育委員会の担当の方とお話した時には、「やるのはいいが、子供が集まらないかも。」「天気にもよる」とのお話だったので、そして、部長が下見に行ったときも、体育館で遊んでいるのが7~8人だったとの前情報だったので、私たちも「子供、ほとんど来ないかも。2~3人かも。」っていう予想で行ったのです。 私たちも、初めての試みなので、どんなふうに進めたら子供が興味を持つのか皆目わからず、手探り状態でスタートです。 もじもじと、退屈そうに体を動かしているので、この後お稽古があるので、着物で行った私が、説明してる後ろで、薄茶平点前のデモンストレーションを始めます。 それから、お菓子のいただき方とお茶の飲み方を練習してから、おまんじゅうを食べ、青年部が点てたお茶を点て出しで飲んでもらいます。 さらに、子供たちが、お茶を飲むのにきちんと正座してお辞儀をすると、誰も教えないのに自然に背筋がぴんと伸びて、我々がお手本にしたいような良い姿勢に 最後に、子供たちが自ら、茶筅を振ってお抹茶を点ててみます。 「お茶体験」で子供たちが体験したことは、ざっくり言えば、「お抹茶を飲んでみた」「お抹茶を点ててみた」の2点だけなのですが、(時間も短いし、1度ではこれがせいいっぱい)でも、みんな楽しんでくれた様子だったので、やってみて良かったです。 親御さんや、教育委員会の先生にも「また、やってください」と好評でした。 こんな短い時間でも、20人近い子供の中で、お茶の才能というか「この子は向いてるな!」という子はわかるもので、3人特に筋のいい子がいました。 今日の「お茶体験」は、ひとつの種まきだと思っています。 そして、お茶に限らず、自分の国の文化、日本文化に対して、みょーに構えて敬遠することなく、敷居が高いと思われがちなのを、やってみればけっこう面白いジャンと思ってもらえたら・・・・ 「お茶体験」はそんな具合で成功裡に終わったのですが、その後の例会で、11月の卒業茶会で私は炭手前のお役になってしまいました。 今日は、子供たちの中に入るので、わかりやすい柄でチューリップの染めウールに、セキセイインコの柄のアンティークの名古屋帯で行きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月04日 22時54分16秒
コメント(0) | コメントを書く |