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テーマ:好きなクラシック(2317)
カテゴリ:音楽
札幌交響楽団の定期演奏会をキタラで聞いてきました。
本演奏前のロビーでのお迎えコンサート、通称ロビコンは首席フルート奏者の高橋聖純さんはじめ3人のフルーティストによる、『笛吹きの休日』という曲。高橋さんのフルート大好きだから嬉しい。 そして、プログラムを開くと冒頭に首席指揮者のマティアス・バーメルトさんからのこのメッセージですよ。 バーメルトさんの心のこもった言葉に泣いた…特に最後。。 そして、プログラムが期せずしてまさかのこの選曲です。 今月大きな地震があって、犠牲者の出た北海道でこれらの曲を演奏するタイミングになろうとは。。 最初の『冥想ー3月11日の津波の犠牲者に捧げる』は、バーメルトさんも言っていたけれど、ガチガチの現代曲なので、たしかにわかりやすいとは言えない。でも、札響が奏でるさまざまな音に心を寄せながら聞くと、たしかに自分が冥想できた気がしました。 そして、現代曲こそ生で聞かないと、と思いました。なんか、生の音だからこそ、通じるものがある。たとえ、難しい現代曲でも。 2曲めのドビュッシー『管弦楽のための映像』はバラエティ豊かでスペインのイメージのパートでは、カスタネットの真貝さんが超絶カスタネットで大活躍でした。これカスタネットがなかったら魅力半減だろうなー。 後半のフォーレのレクイエムは、札響合唱団が入り、ソリストにソプラノの小林沙羅さんとバリトンの三原剛さんを迎えて、これまた美しい曲で、札響、合唱団、ソリスト、全てがなにかもう神がかったようなハーモニーで、本当にレクイエムになったと思う。。 通い続けてる札響の定演の中でも、今までで一番こころ打たれたかもしれません。 でも、それは聴くがわの私の心持ちというか、音楽を聴く感性みたいなものが、今までより研ぎ澄まされていたのもあるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年09月22日 10時57分20秒
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