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日々のはなし<別宅>

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カテゴリ:中国留学 準備編
8月から急激に

それまでかなり他人事だった「留学」という話が何となく現実味を帯びてきたのは7月頃。今まで「行けないし、行ってはいけない」と思っていたけれど、ふと「行ってもいいんじゃん」ということに気付いた。じゃあ、行ってみようかな。3年後5年後に思うよりは全然早い。思い立ったが何とやら。
自分で手続きするのは非常に難しいといわれているので、とりあえず学校に関する情報収集として「成功する留学」を買い、いくつかの斡旋会社をピックアップする。お盆の時期に実際に資料閲覧のために行ってみたりした。メールで問い合わせもしてみる。
その間に、ハガキで20校近くの大学に直接「留学考えてるから資料くれ」という請求を出してみる。中国の学校の場合、請求したからと言って資料をくれるわけではないらしい。10のうち2、3しか戻らないという話もあるので、数だけとりあえず打っておく。
斡旋会社はどうも反応が遅かったり、自分が聞きたい内容が戻ってこなかったりする。ハガキの請求は功を奏して半分以上戻ってきた。今年の9月に入学したい人と思われて「申請書はFAXしてくれれば、旅行ビザで来てその後こっちで留学ビザに切り替えても大丈夫」「友達も一緒に来てもいいよ」というお手紙付きのところもあった。ギリギリでも大丈夫ということを身をもって知る。


行き先を選ぶ

ハガキを出す前にも、ある程度絞ってはいた。できれば日本から直行便が出ている都市がいい。そういう場所は大体日本人が集まっているので善し悪しだけれど、何か有ったときにすぐ動けないのは痛い。
で、まず北京、西安、天津、青島、瀋陽。南は街の中が広東語のような気がするので却下。選ぼうとした時期に「連日40℃の猛暑」というニュースを聞いたのもいけなかった。ちょっとしんどいな、それは。瀋陽より北に行くと、冬が平均気温-10℃など。それもしんどいな…。発音は北の方がキレイらしいけれど住み心地も考えたい。
以前お世話になった中国人の先生(瀋陽出身)に聞いてみる。意外なことに自分の故郷はお薦めしないとのこと。語学を考えるなら北京や上海の教育水準の方が目に見えて高いらしい。そうなのか。予想以上に大都市と地方の差があるのかもしれない。
それでも西安も捨てがたいなと思っていたけれど、請求して戻って来たのが3校のうち1校のみ。結構冷たい地域だ。飛行機も週に2便ほどなので、候補から外す。
青島は日本人に馴染み過ぎているような印象が、調べるたびに強まってくる。気候的にも良い場所らしいのが気を引くけれど「何しに行くんだい」と考えたときに「…観光じゃなかった」と思って、外す。
まあ、まず北京と天津かな。この2つは特急で1時間半くらいで繋がっている。天津空港に直結している飛行機は少ないけれど、いざとなれば北京に出て毎日数便出ている飛行機に乗ることも可能。この2都市の請求に応えてくれた学校からいくつか絞っていくことにした。

学校を選ぶ

都市は北京と天津に絞った。学校によっていろいろな特徴がある。日本人留学生が200人を超えるところ、数人のところ。入門者クラスが多いところ、比較的上級コースが充実しているところ。語学を学ぶ人も学部の授業を聴講できるところ、できないところ。郊外にあるところ、中心地にあるところ。費用が高いところ低いところ。日本人と韓国人ばっかりのところ、いろんな国籍の人が混じっているところ。
大体みんな希望するのは「日本人が少なくて、宿舎設備が良くて、授業の質が良いところ」。北京にはないです、そんなところ。日本人はどこもある程度いる。いないところは設備が日本人に合わなくて敬遠されている場合が多い。授業は先生との相性による部分も大きいので、行ってみないとわからない。
密かに「日本人が少ない」と思っていた学校は、週の授業時間が15時間で、平均的な20時間より少ないのと、行ってから居留証の手続きを自分でやるっぽかったので初心者には難しそう。
もう一つ郊外で狙っていたちょっとマイナーな学校は、最近人が増えてきて宿舎事情が変わっているらしい。むむう。短所もある程度予想していけるならいいけれど、「こんなはずでは」と思ってしまうのはちょっと嫌だ。
語学がどこまでいけるのかわからないけれど、どうせなら自分が大学でやっていたメディア系の学部があるところがいいかなあ。聴講するという目標ができるし。あと日本語学科があるところ。あちらでも日本語を求めている人がいる学校の方が、地元の人と知り合うチャンスが増える。実際に相互学習でお互いの言葉を教え合うのはよくあることらしい。






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最終更新日  2005年08月20日 14時37分23秒
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