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カテゴリ:天津留学(~2005.8)
听力の授業。
先生はおそらく50代半ばぐらいのおばちゃん先生。経済的にしんどかった中国から急激に発展した中国までを知っている。 昔の話になって、その頃は1年の学費が5元だったとか、1角でどれだけのものが買えたとか。90年代の初めくらいまでまだ1分(fen =1元の100分の1)が普通に使える値段帯だったらしい。それが「改革開放」以降、どんどん値上がりして今の状態に。 日本だと挨拶代わりに「今日は暑いですねえ」とか「じめじめしますねえ」と天気の話をする。中国は「ご飯食べた?」というのもあるし、「給料いくら?」みたいな話も初対面でもすることがある。それは昔のシステムを引きずっているせいもあるらしい。 昔は「新卒でこの職業なら給料いくら、3年目ならいくら」等々が国の規定で決まっていたので、大体みんな横並び。だから給料を聞くことで逆にどんな職種のどのくらいのポジションなのかが想像がついたらしい。今はもう個人差が大きいので状況が変わっている。でも口語の中ではまだ習慣が残っている。 「改革開放」以降、みんなお金お金になってしまって、昔はお金がない人でも病院に行けたのに、今はお金がなければ病院にもかかれない。老後の保障もない。なので、先生は「昔の方が良かった」と実は思っているらしい。人口がべらぼうな増え方をしていなかったらそのシステムでいけてたかもしれないけど。昔は8人9人子供を生んだら「英雄ママ」として国からお金が出ていたらしい。その結果が今こうなのか…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月16日 02時44分19秒
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