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日々のはなし<別宅>

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カテゴリ:天津留学(~2005.8)
朝6時起きで、7時前に出発する同学たちの見送りに行く。今回は同じ船で4人帰国。去年の8月、自分が来たのと同じ日に宿舎に到着してからずっと仲良くしてもらっていた同学も、いよいよ帰国。船のところまで行くことに。

軽ワゴンのタクシー2台に乗っていざ出発。その前に見送りに集まっていた人たちに挨拶している。みんな帰っちゃうんだねえ。

車の中で今までのことやこれからのことを話して1時間弱。急に道路が混み出して進まなくなってしまった。船の手続きは9時から10時の間に済ませなければいけないのに、すでに9時近い。みんな口では「どうにかなる」と言っているけれど、どこか焦っている部分も。

自分が乗っていない方のタクシーが路肩に停まっている。エンストして動けなくなってしまったらしい! 時間迫ってるのに!

急遽、無事な方のタクシーが牽引することに。タクシーのおじさん2人が細いヒモを持ち出して、車と車を繋げている。うわー、本当に最後まで何が起こるか分からない中国。動き出したはいいけれど、前の車を運転しているおじさんは港までの道をよく知らないらしく、窓から顔を出して後ろのおじさんに「どっちに曲がるんだ!」とか言っている。なら後ろのおじさんが前の車を運転すればいいと思うのだけれど、何かプライドが邪魔をするんだろうか。

大きくカーブするところで外れてしまったのか切れたのか、前と後ろが繋がらない状態になってしまった。また降りておじさん同士で何か相談している。と思ったら後ろの車が普通に動き出した。何だ、無事なの?

9時20分頃、港に到着。

乗る前の約束で、港との往復で100元という話になっていたらしい。でも同学の出発を見送るために待ってほしいと話すと、待つのに金がいるという。おじさんが言うには1分1.5元。10分15元。高すぎ。あり得ないのでじゃあ片道だけでいいというと、100元くれと言う。もう一台は片道で100元という約束で来ていたらしく、あっちに払ったのになぜこっちに払わないんだと言う話。往復100元なら片道もっと安いだろうという説得も全く届かず。怒鳴り始めたおじさんを他の中国の人たちが遠巻きに見だした。だからって助けてくれるわけではない。助けてくれるのかと思ったおじさんは「こいつらは日本人だ! 俺は日本語を話せる! 日本人を知っている!」みたいな割り込みを始めて、タクシーのおじさんが「じゃあ、彼らに分かるように日本語で説明をしろ!」と言ったら、その助け船おじさんは「おはようございます!」とだけ日本語で言ってまた分からないことを中国語で話し出した。ただ日本語の単語を知っているということだけ言いたかったのか? 何がしたいんだろう…?

結局、そのおじさんに100元払うことで収まった。

船の手続きは簡単で、お客さんも少なかった。でも船のそばで見送ることができなくて、見送り組は建物の外の柵に登って遠くにある船を眺めることに。携帯で「今どのへん?」とか「見える?」とか連絡を取りながら。

出航して動き出した後も携帯はつながっていて、でも船はどんどん遠くなっていって、見送り組も帰国組も「おーい」と手を振りながらお別れ。日本で会えるとは思うけれど、やっぱり寂しい。

帰りは話しかけてきたタクシーのおじさんの車に乗ることに。数ヶ月日本で働いたことがあるという。でも最初「韓国人?日本人?」と聞かれたくらいだからあんまり詳しくないんだろう。中国にはそういう人が多すぎ。

目的地まで100元ちょっとで行くという。軽ワゴンではなくてセダンだから、少し高くなるのは覚悟済み。

でもおじさんは市街地に入った後で本当に道を知らないらしく、停めては人に道を聞き、停めては聞き、を繰り返している。急がないし、メーターがいくらになろうとも100元ちょっと以上を払う気はさらさらなかったのでそのままおじさんのやり方に任せていた。さすがに南開大学の前の道を知らないとは思わなかったけど。自分が知っている場所から、どこを曲がるのか指示をしながら宿舎のそばまで着く。メーターは134元。

「当然安くなるよねえ」という話をしたら「あり得ない! こんな遠くまで来たんだ、メーターを見ろ」みたいなことを言われる。でもさあ、さんざん迷って時間使ってメーターどおりはないだろう。道を知っている人ならとっくに着いている。でもおじさんは「道に迷ったわけではない! 聞いてちゃんとここまで来た!」と頑強に言い張る。「いつも東を走っているから西のことを知らないんだ!」とか威張られても。でも乗る前に100元ちょっとと言ったし、こっちの時間も無駄にされたし、何しろ運転手なのに道を知らない。110元はどうだと言ったら120元と言う。まあいいか。もうちょっと謙虚になれないものかな。

その足でチェーンのラーメン屋さんに入って昼ご飯。

部屋に戻って昼寝。

明日帰国する同学が物を返しついでに挨拶。みんな帰るんだねえ。

お世話になった中国人同学が部屋に遊びに来てくれて、しばらく話す。彼女の彼氏は日本に留学しているらしい。

同学の部屋に行って、前の学期の韓国同学に電話をするけれど繋がらず。韓国語の留守電の案内か何かが韓国語で流れ始めてパニック。

そこでしばらく同学と世間話をして戻ってくる。

昨日は2時間しか寝ていない。昼寝の時間を足しても4時間ちょっと。日本人同学も昼寝のつもりで爆睡したらしい。でも「細切れの睡眠って意味ないよね」ということで意見が一致。早めに部屋に戻る。

旅行の話はまたまとめてアップします。





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最終更新日  2005年07月26日 10時05分33秒



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