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日々のはなし<別宅>

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カテゴリ:大連留学(2005.9~)
朝に閲読の予習をして、授業に出る。同学は休みなので1対1。最初は教科書とは関係ない話をしていた。日本の保育園と幼稚園はどう違うとか、子供を産んでから働く女性はどうだとか、仕事を探すときにどんな問題があるかとか。

でも先生が「全ての問題に解決方法がある」という。そう信じたいけど、と思ったときに、先生が自分の話をしてくれた。

先生は4人きょうだいの一番上で、下に弟と妹2人がいるらしい。でも14歳の時に一気に両親を亡くしたらしい。時期が時期なので思い切って聞いてみたら、やっぱり文化大革命が原因だった。お父さんは市政府の役人だったけれど糾弾されて捕まり、どうやって亡くなったかの詳しい状況は先生も知らないという。別に毛沢東に反対していたわけではないのに、誰か自分の上の人間が「こいつは反対者だ」と言えばそうなってしまう。濡れ衣にも近い。その後の心労からお母さんも亡くなって、4人で残されて生活していかなければいけなくなった。でも家の周囲は文革の嵐。あまり思い出したくないという。

先生は両親が亡くなった後にすぐ働きだして、お金を貯めて試験を受けて22歳で大学に入った。その後30歳で結婚、息子さんを生んだけれど数年前に旦那さんも亡くなってしまった。そのときもしんどかったという。

そんな経歴を持った人から「大変なことはたくさんあるけれど、それらの問題には全て解決方法がある」と言われると重みが違う。先生は実際に問題が起こったときも自分で対処して解決してきたのだと思う。たぶんそれは自分が想像している以上の困難のはず。

毛沢東についても聞いてみた。前に大学生の中国朋友に聞いたときは大体みんな「尊敬するに決まっている」という感じだったけれど、一定の年齢以上の人だともっと客観的に評価をしている感じ。先生は「毛沢東はいいこともしたけれど間違ったときもある。文革は間違い」と言っていた。

今の中国について聞いてみたら「前よりも民主化されて、どんどん良くなっていると思う」という答えだった。日本の民主化状態と比べるとまだまだ閉鎖的な部分が多いと思うのだけれど、中国の内部でバリバリの社会主義を経験した人から見ると社会は180度変わって見えるのかもしれない。

どうしてバブル経済の後で日本は失速してしまったのか、と言われて、経済が発展するときの対処法は知っているけど、経済が停滞したり落ち込んだときの対処法を知らないから、その方法を探したまま今まで来てしまっていると答えた。他にもっといい答えがあると思うけれどどう言ったらいいものか。

部屋に戻って1時からの家庭教師分の予習。1つの課に20以上も新しい口語表現が載っている。全部を使えなかったとしても、何か残ればいいという感覚。字面では絶対頭に残っているし、聞いたときに意味が分かるだけでもいい。

彼女がとても簡単に説明したつもりが自分の知らない単語にぶつかったりする。たぶんそれは口語上でよく使うのに自分はまだ知らない単語。知らないというときはちょっと恥ずかしい感じもするけれど、そこで話さなかったら出会わなかったかもしれないので心して聞く。

昨日肉屋さんに行って「小さい塊に切ってください」と言ったら「どう」だか「どぅお」、「し」だか「す」みたいな何かを言われたけれどさっぱり分からなかった。今日彼女に聞いたら「刹細(duo xi)」じゃないか、とのこと。ミンチ状にするかしないかを聞かれたらしい。なるほど。しばらく悩んでいたのが解決。こういう、たぶん日常的には難しくも何ともないと思われている単語を、知らない。

家庭教師の時間が終わって、やっと今週が終わった気分。でもHSKもやらないと。総合の予習もやらないと。やるべきことはたくさん。でも今日はいいか。





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最終更新日  2005年10月28日 21時59分52秒
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