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カテゴリ:大連留学(2005.9~)
午前中はお昼の総合の文の予習。1時間あれば課の後ろについている閲読を2つ読んで、ちょっとした記述問題も解ける。個人的には、解けるようになった、という感じ。そんなに早くすむなら今までのスキマ時間も活用すればいいのに、ともうひとりの自分が言う。
総合で7課の本文も問題も終える。少し余裕があったので、閲読の科挙にまつわるところから、日中の受験事情の話などをしていた。中国はだいたいが国立大学で、試験は一発の統一試験。日本のようにセンターと学校の試験を受けたりとか、私立の学校ごとの試験を受けたりという形とは違う。1回しかないからラクと言えばラク、でもプレッシャーは相当なもの。一人っ子政策で親の期待は全部自分にかかっているし。 前に家庭教師の学生さんが例文から少し思い出して、自分の親が「家のものをすべて売り払ってでも大学に行かせるから」と言った話をしてくれた。例文がそんな例文だった。彼女の家は特別にお金がないわけでもない。でもそう言われたことがあるらしい。そして彼女は、そういう親の期待も、そういう言い回しで言われることも、当たり前だと思っている様子。 日本はどうかと考えて、まあ大部分の親は子供の将来のためには使えるだけのお金は使おうと思っているだろうし、子供が金銭的に困っていたら助けようとするだろう。けども。子供に向かってそれを言う親は少ない。言う方もちょっとこそばゆい感じがするし、言われた方もプレッシャー。 そういえば住宅区の掲示板にまた新しい紙が。この住宅区で0歳から14歳までの一人っ子がいるうちで、両親が失業している家庭、両親のうちどちらかが都市にいてどちらかが農村にいる家庭、両親のうちどちらかと死別離別している家庭のリストだった。フルネームで年齢と住所つき。7日間掲示されるらしい。掲示の意図は「だからここのうちの人たちを優遇しましょう」ということなんだろうけど、赤裸々すぎ。個人情報とか、考え方が違うんだろうな。 午後は夕方の家庭教師分に向けて予習。相声のテキストなので笑えるもののはずなのに「状況はわかったけど…面白いのはどこ?」と思う。 実際にそれを読んで、解説してもらって、やっと「あーなるほどー」と笑うことができた。たいがい読み違えていたり、主語が誰を表しているのか混乱していたり。「ここでこれこれこういうことがあってさあ」という場所と位置関係が大事な一文に弱い。誰の横に誰がいて、こちら向きにこんな行動をして、それがどんな新しい方向からのことで邪魔されてこの結果になった、とか。 終わると8時過ぎ。寒い。もう木曜日。早いな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月18日 01時49分58秒
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