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October 6, 2012
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カテゴリ:読書いろいろ
タイトル通り、国交省の職員が、東日本大震災直後に対応した事案の数々が書かれています。

この本は、今日、いつもの書店その2で見つけたものでした。
2011.3.11以後、東日本大震災関連の本がいろいろ出版されて、私も自衛隊関連の本はいろいろ手に入れて読みました。

この本を買おうと思ったのは、立ち読みしていて(最初は立ち読みで済ませるつもりでした)、目次をみると、<ヤミ屋のおやじ>なる言葉を見つけまして。

ヤミ屋?

戦後のヤミ屋は何でもアリの商売だったっけなぁ、などと思いつつページをめくると、「棺桶でも調達します」みたいなことが書かれていて…。

驚きでしたね。

国交省といえば、国家公務員。

私の父は、国交省になる前の運輸省勤務で、とんでもない呑兵衛でしたが、仕事はまじめと上司には思われていましたっけ。


国交省とは、運輸省と建設省が合体した省ですが、河川事務所だの国道事務所だの港湾事務所だのいろんな機関があって、地方整備局というところがあるのだと知りました。

父の勤務の関係上、港湾事務所は知っていたのですが、それ以外は初耳で。


東北以外の各地方の整備局が一丸となって東北の地方整備局を支えていたのがこの本を読むとわかります。

東北の地方整備局の局長さんが<ヤミ屋のおやじ>と表現して、「なんでも調達します」という文書を各都道府県市町村に送ったのも、早く何とかしなければという気持ちがあればこそだったと思います。

沿岸部はおろか、かなり内陸部まで津波の被害が及び、市町村の機能をほぼ壊滅状態に追い込んだ津波のせいで、当初数日は暗闇を手探りで歩くような状態ではなかったであろうかと思わせます。


この本を読んでいると、非常時に際して、自分がその時その状況で、何ができるだろうかということを考えさせるものがあります。

阪神淡路大震災でいろいろ学習した近畿地方整備局でさえ、津波というのは想定外だったのではなかろうかと。

3.11当日、和歌山には大津波警報が出されていましたが、東北各県を襲った津波を思うとまだまだ想定内だったはずです。


3.11からおよそゴールデンウイーク前後まで、各地方整備局と東北地方整備局の、想定外以上の状況がこの本からのひしひしと感じられます。


何か災害が起こった時、一番確保しなければならないのは道路や港湾施設の整備なのだと、この本を読んでいるとわかります。

道路や港が整備され、車両が進入可能になれば、支援物資などの流通が確保され、順当に配備されるからです。

私は、保育園入園前から高校卒業直前まで、和歌山港から徒歩10分以内のところに住んでいました。


湊というのは、物資の流通において、かなり重要な位置を占めます。

阪神淡路大震災のときは、国道が大渋滞だったため、和歌山からの支援物資はすべて船で神戸に直通で送っていましたから。


道路工事なんて、年度末に予算消化のためにするものなんて意識もありましたが、この本を読んでいると、視点が変わります。

やるべき時にやるべきことをする。
予算は後からついてくる。

お役所仕事的と思うところもないではありませんが、お役所だからこそ、無理の効くところもあったはずです。


あの震災において、自衛隊や海上保安庁や警察や消防など、テレビのニュース映像に映っていた方以外のも、まさに縁の下の力持ちがいたことを、この本を読んでひしひしと感じました。









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Last updated  October 6, 2012 09:22:50 PM
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