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カテゴリ:読書いろいろ
徘徊というのをはじめて知ったのは、もうずいぶん前のことです。 祖父が、今で言う認知症になって、あちこちうろうろさまようようになって。 祖母は知らん顔だったので、母が近所の人に手伝ってもらって、祖父を迎えに歩いたそうです。 母曰く、祖父を背負って帰ったこともあったとのことで。 祖父の場合は、近場をうろうろしていたので、顔見知りの近所の人が連れ帰ってくれたり、母が気付いて迎えに行ったりできたのですが。 この本によると、家を出て行方不明になっている人が1万人になるのだとか。 そもそもの問題は、認知症などで徘徊する人が行方不明になると、捜索するための方法がないとのことでした。 しかも、他府県に行かれると探せなくなるらしいのですよ、現段階では。 私も車に乗っていると、たまに電柱に、年配者の行方不明で探していますのポスターを貼っているのを目にします。 認知症の家族がいる身からすれば、これは切実な問題なのです。 うちの親の場合は、うろつきたくても足がついて行かないので徘徊できないので、ケアマネさんと「こればっかりはよかったと思うしか」と慰めあっているのですよ。 現実問題として、老人にはできるだけ自分で動いてもらって、体力を下げ無いようにしてもらえれば一番いい方法なのですけども。 でも、家族の側からすると、あまりうろうろされるのも探すのにいろいろあるわけで。 私としては、NHKのこの取材が今後も継続して続いてもらいたいですね。 そして時々テレビで取材結果などを放送してもらえれば、介護する側とされる側にとっての現状を把握しやすくなるのではと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 13, 2015 10:12:59 PM
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