爪を切る
帰宅したら「ツメのびちゃったの」と連発するムスメがいたので切ることにする。 実は一度も自分でやったことがない。100%かみさんまかせであった。 笑うなら笑うがいい。 ちなみに。 子供の爪ってどれくらいのサイズかといえば )←これくらいなんである。 ちっちぇー。 やってみろって。怖くてできないから。 と思っていたが。直々にいわれたらしょうがない。噛み癖とかはじまったら余計ダメ親になってしまう。 さっそく実行。 後ろからかかえてぷちぷちはじめる。大人しくしているムスメが不憫だ。 左手。右手。左足。右足。 後ろから相手の腕を抱えてする動作。なにかに似ていると思ったら、往年の映画「ゴースト」のろくろをまわす場面であった。 おー♪まーいらーぶ♪まいだーりん♪あいはんがーふぉーゆーあたっち♪ と鼻歌を歌う余裕もない。爪切りの先にあるのはプラモデルの耳をとるような作業である。 どうにかこうにか成功。足をやるころには飽きて動きはじめたので叱りつけるはめにはなったが。「怪我するよ」と脅しても聞きゃあしねえ。 しかしこういったことも今のうちだけなんだなあとか思ったり。 どんなにバカップルでも耳そうじはともかく爪は切らせまい。 そもそも女性の爪はマニキュアを塗ったり伸ばしたりという意味である年齢から他人に触らせない聖域になるような気がする。逆に男の爪を女が切れるかといったらよっぽど肩幅の広いひとでないと無理であろう。 ちょっと父スキルがUPした気がした夜。(♂)