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カテゴリ:批評
午前中投票へ行く。
裁判官不信任の例はあるのか。「『~事件』でおなじみの○○です信任よろしく」と言えとは言わない。たとえば「いじめは犯罪ではない」と判決を出したヤツ、どうなんだ。バツをつけられない勉強不足な私が悪いのか。 午後渕野辺へ。駅のホームで祭りのヨーヨーで遊ぶ少年をみる。日常に転がる非日常。 そんなハレとケの境目の日、桜美林大学での公演。 舞台は近未来、1$400円時代の日本。財政破綻で派遣中止直前の青年海外協力隊訓練所を描いた作品。 ケレン味のない言葉がつむがれていく。詩的な表現から遠い台詞の数々。特権的肉体からほど遠いフツーの人が立つ舞台。フツーに語る日本の現状と矛盾。 ファンタジーとしての「間」を廃し時間が現実に少しずつ終末へ向かう徹底したリアリズム。機織りのように少しずつきしみながら拡がる作者の世界。時代を撃つでなく斬るでなく小さな針で胸を縫われるような告発。その苦痛はそのまま私の日本への想いなのだろう。 喜怒哀楽を超えた熱い想いを抱えながら家路をたどる。 ねがわくばこの話がリアルでなくなりますように。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月14日 08時54分09秒
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