781699 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

まんがよみ日記

まんがよみ日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

お気に入りブログ

つららの戯言 つらら さん
こもちくらげ編集日記 夏目京さん
小渡樹(おどたつき… 小渡樹さん

コメント新着

 もんたま@ Re[1]:途中下車(01/14) 大学後輩さん >自身の歩む道こそ正道であ…
 大学後輩@ Re:途中下車(01/14) 自身の歩む道こそ正道であると信じている…

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2006年05月24日
XML
カテゴリ:批評
 6年前のベストセラーをいま読んでるオレってどうよ。読書のしかたもひとそれぞれではあるが、酒といっしょで6年間寝かせるのもオツだろう。そういうわけで気長に待ってろJ.K.ローリング!なんてね←買ってないけど。

 15歳の少年が年上の女性に恋をして、やがて知る女性の秘密。あらすじをいってしまえばそれだけなのだが、秘密を知る前はその秘密。秘密を知ってからは近づけない事情。主人公と彼女の間に常に横たわる超えられない壁がせつない。つながっているはずなのに、つながりきらない絆。

 不器用すぎる2人に、胸のつかえがとれない。いいたいのにいえない。いいたくないからべつのことをいう。それでもコトバだけがふたりをつなぐ。

 時代のせいにできないような重苦しいテーマが根底にあって、うっすらと影をさす。終わりがみえない事件。涙で浄化できるようなものではない。ただただひっかかっている。秘密の恋を抱える少年時代と、彼女を知っていることそのものがうしろめたい青年期、自らの歴史と対峙しようとして困惑している国とが重なる。そんなもやもやを抱えて空をみあげれば雨が。

 いったいいつ晴れるのか。(♂)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年05月25日 12時48分56秒



© Rakuten Group, Inc.
X