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カテゴリ:おたく
俺が「職種」という旅に出てからおよそ「勤続年数」年の月日が経った。
「就職した年齢」歳の「就職した季節」、「勤務地」のとあるオフィスの片隅からその旅は始まった。 あの頃は「仕事内容」に夢中になり必死で「当時の目標」だけを目指した。そして、ひたすら楽しんだ。「仕事道具」は常に傍らにあった。 この旅がこんなに長くなるとは俺自身思いも寄らなかった。「経歴1」から「経歴2」、「経歴3」、そして「経歴4」の一員へ。その後、自分の「職種」人生の大半を占める「最終的な所属部署名」へ渡った。 「職種」はどんなときも俺の心の中心にあった。「職種」は本当に多くのものを授けてくれた。 喜び、悲しみ、友、そして試練を与えてくれた。 もちろん平穏で楽しいことだけだったわけではない。それ故に、与えられたことすべてが俺にとって素晴らしい“経験”となり、 “糧”となり、自分を成長 させてくれた。 半年ほど前からこの「業界のでかいイベント名」を最後に約「勤続年数」年間過ごした業界から引退しようと決めていた。 何か特別な出来事があったからではない。その理由もひとつではない。今言えることは、「業務内容」という旅から卒業し“新たな自分”探しの旅に出たい。そう思ったからだった。 「会社名」は「市場規模」で「順位」の企業。それだけに、多くの客がいる。多くの期待や注目を集め、そして勝利の為の責任を負う。時には、自分には何でも出来ると錯覚するほどの賞賛を浴び時には、自分の存在価値を全て否定させられるような批判に苛まれる。 プロになって以来、「「職種」、好きですか?」と問われても「好きだよ」とは素直に言えない自分がいた。責任を負って戦うことの尊さに、大きな感動を覚えながらも入社のころに持っていた瑞々しい感情は失われていった。 けれど、プロとして最後の仕事になった「イベントの日付」の「イベント名」の後「職種」を愛して止まない自分が確かにいることが分かった。自分でも予想していなかったほどに、心の底からこみ上げてきた大きな感情。 それは、傷つけないようにと胸の奥に押し込めてきた「職種」への思い。 厚い壁を築くようにして守ってきた気持ちだった。 これまでは、周りのいろんな状況からそれを守る為ある時はまるで感情が無いかのように無機的に、またある時には敢えて無愛想に振舞った。しかし最後の最後、俺の心に存在した壁は崩れすべてが一気に溢れ出した。 「イベント名」の後、込み上げてきた気持ちを落ち着かせたのだが、最後に挨拶をした時、もう一度その感情が噴き上がってきた。 そして、思った。 「職場のある地名」にもやってきて声を嗄らし全身全霊で応援してくれたひと。 「世話になった人1」「世話になったひと2」」「世話になったひと3」会社のどこにいても聞こえてきた「自分の名前」の声援――。本当にみんながいたからこそ、「勤続年数」年もの長い旅を続けてこられたんだ、と…。 「職種」という旅のなかでも「現在の職場の名前」は、俺にとって特別な場所だった。 最後となる「イベント名」では、みんなに「俺は一体何を伝えられることが出来るのだろうか」、それだけを考えてきた。 俺は「現在の職場の名前」の可能性はかなり大きいものと感じていた。個人のレベルは本当に高く、その上やる気もある。 ただひとつ残念だったのは、自分たちの実力を100%出す術を知らなかったこと。それにどうにか気づいてもらおうと俺なりにやってきた。時には励まし、時には怒鳴り、時には相手を怒らせてしまったこともあった。だが、メンバーには最後まで上手に伝えることは出来なかった。 「イベント名」がこのような結果に終わってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。 俺がこれまで「職種」を通じてみんなに何を見せられたのか、 何を感じさせられたのか、このイベントの後にいろいろと考えた。 正直、俺が少しでも何かを伝えることが出来たのか… ちょっと自信がなかった。 けれどみんなからのmailをすべて読んで俺が伝えたかった何か、「現在の職場の名前」に必要だと思った何か、それをたくさんの人が理解してくれたんだと知った。それが分かった今、プロになってからの俺の“姿勢”は間違っていなかったと自信を持って言える。 何も伝えられないまま「現在の職場の名前」から離れる、というのはとても辛いことだと感じていた。しかし、俺の気持ちを分かってくれている“みんな”がきっと将来を支えてくれると信じている。 だから今、俺は、安心して旅立つことができる。 最後にこれだけは伝えたい。 これまで抱き続けてきた“誇り”は、これからも俺の人生の基盤になるだろうし、自信になると思う。でもこれは、みんなからの“声”があったからこそ守ることが出来たものだと思う。 みんなの声を胸に、誇りを失わずに生きていく。 そう思えればこそ、この先の新たな旅でどんな困難なことがあろうと乗り越えていけると信じられる。 新しい旅はこれから始まる。 今後、プロとして働くことはないけれど「職種」をやめることは絶対にないだろう。誰かと言葉を交わす代わりに「仕事内容~する」だろう。入社の頃の瑞々しい気持ちを持って――。 これまで一緒に働いてくれたすべてのひと、関わってきてくれたすべての人々、そして最後まで信じ応援し続けてきてくれたみんなに、心の底から一言を。 “ありがとう” 「ひらがなで自分の下の名前をサイン」 とあるブログで、冥王星を主人公にこのネタを書いていたので定型文をつくってみた。写してみてわかったのだが結構この文長い。美文かどうかはともかく溢れる想いは伝わってくる。と時間を置いてみたらわかった。お疲れ様。といまなら言える。あんまり好きではない選手だったけどね。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月29日 00時18分59秒
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