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カテゴリ:家庭
かみさんから素敵な(←やだなこのフレーズ)ビデオをみせてもらった。
正確には「聴かせて」もらったに近い。なにせ落ち着いて撮影したくとも片手はムスメでふさがっている。画面はぐらぐらゆれ、人のあたまやら前の人の背中やら←タシロマ●シビデオみたいだ。さらにBGMには特典としてムスメのばぶばぶ声が。 育児仲間に某有名クラシック団体の人がいて、子育てセンターで歌うというので野次馬にいったのだ。 凄かった。 場を暖めるためにあれやこれやつかみをするエンターテイナーとしてのうまさもあるのだが、なにより声の深みである。場を圧倒(というより支配)する声。会場のサイズにあわせた客席のすみからすみまで無駄なくたぶん届くであろう歌。 マンガで音符がうまるベタな表現があるが、まさにあんなかんじだ。くすぐるような伴奏者のテクもさえてもうおなかいっぱい。凄くいいものを見たときに人の背中は緊張する。画面からは全身で歌うひとと全身で聞くひとたちがいた。 小さなビデオであっても伝わってくる立体感。生でみたらどんなのだったのか。 自分と同じ地平線上にいる凄い人。いま、そこらへんにいる幸福。ひさびさになにか錆が落ちる気がした。なにが錆びているのかわからないけれど。 ・・・そんな凄い演奏でも彼女の息子たちは何度も聴かせると退屈するらしい。嗚呼家族って。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月29日 01時36分15秒
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