まんがよみ日記

　最近会社に勧誘電話が多い。

　マンションか先物か。だいたい企業名が決まっているのでリストアップして内勤の人に渡している。どっちにしろあやしい場合はWEBで調べる。便利なサイトがあって「悪質電話１１０番」という名前でその手の社名電話番号が載っていたりするのだ。所属・身元を名乗らないという時点で常識のないひとか勧誘電話かどっちかに決まっているのだが。

　さらに取り次いだときに名前を聞かれるときはやめた人の名前をいうことにしている。

　それでもしかたなく自分が電話にでると「もうしわけありません。もんたまは本日外出しておりまして直帰の予定ですが」という。こういうときにちくちく痛い思いをするのって、つくづくオレって悪いことできねーなーと思うわけで。

　そんなことで神経の一部を消耗するのってくだらないが。

　敵もさるもので、取り次いでもらうためにいろんな手をつかう。

　最近うけた電話で非常に偉そうな声で電話してきたのがあった。「あーシラハタだけど。～さんいるかね？」偉そうにすればだれでも若造（ってトシでもねえだろう）とりつぐと思っているのだろうが、残念ながら私にはそういう日本人的なメンタリティはない。むしろ電話という匿名性の高いツールごしなので強気である。反体制がかっこいいみたいな間違った80年代カルチャーに毒されたMODEに切り替わる。慇懃無礼に返事をする。もとい、させていただく。「どちらのシラハタさまですか？」答えがさらにいい。「銀座の」社名をいえ社名を。

　株式会社ギンザさまですねとでもいってやろうかと思ったが請求書で忙しいのでいったん保留にして返事。「もうしわけありませんが外出しておりまして直帰の予定です」こういう答えに慣れているのか「ずいぶん早く帰るんだねえ。もっと上のひといないの？」さらに偉そうな声をだしていたのでこちらのストレスが増す。もうこうなると相手が総理大臣だろうが絶対につながねえと思う。「ええ、全員もう帰らせていただきました」ようやくひきさがる。

　・・・という報告をボスにすると、「上の人？６階の食堂のおばさんにつないだら？」上ってそういう意味じゃねえだろ。でもざぶとん１枚。（♂）