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カテゴリ:家庭
着物を着た女性がにっこり微笑みとっくりをさしだす看板が地下鉄の駅にある。
安い日本酒は苦手だし玄人っぽい着こなしをするキモノガールも無縁な生活なのだがこれを見るといいなあ注いでもらいたいなあと思う日本男児(死語)は私だけではないはずだ。 それはいったいどこから来ているのか。 たとえばセーラー服であれば人生でいちばん悶々とした時期にみた服だから好きなのだ、という説明には一部納得がいくものがある(ちなみに私の趣味ではない。ねんのため)。 着物にひかれる理由もルーツがあるはずなのだ。 「はぐれ刑事」の真野なんとか(誰)か? とか、 「アドルフに告ぐ」のおかみさんか?(マニア) とか。じみーにルーツをさかのぼれば。 かつての「ボンカレー」のアレかあるいはそれこそ日本酒のコマーシャルではないのかと。 結論は安易だが間違いない。食欲を喚起する記号としての着物。 刷り込まれたイメージのあまりの安さに資本主義に溺れて暮らす自らを呪ってみたりみなかったり。 いいやルーツは黒田清輝だよとか竹久夢二だよというほど絵に親しんでもいない。 一度疑うべきは自らのビジュアルセンスだ。 この短い人生、思ったより自分は美しいものをみていない。もっとみるべきなのだ、努力で。 それは一般論ではなくて個人的な反省。 これからたくさんみればいいだけの話のかもしれないけれど。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月24日 01時40分09秒
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