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カテゴリ:家庭
先日読んだ古田新太のエッセイでは、うっかり抱擁のときに「お母さんと同じ匂いだ」と口走り捨てられる男の話が載っていたが。
私は会社で非常に複雑な気分になる瞬間がある。 会社には食堂と掃除のおばさんを除けば私より若い女性社員しかいないはずなのだが、自分の親と同じファンデーションをつかっているひとがいるらしく。 階段で残り香をかぐたびに、ひとり「あ、おかんやんけ」とツッコミをいれている←関西人ではないので実際はそういう言語表現ではないのだが雰囲気としてはそういうニュアンスだ もし自分が独身でその同じファンデの誰かとつきあっていたらゲンナリするんだろうか?などと余計なことに気を廻してみたりみなかったり。 ただ、そういう匂いで思い出すのは文学的ななにかよりは授業参観のうっとうしさとか、そういうイベントの記憶だ。晴れの気分よりは面倒くさいなあと思うPTAイベントの印象が強い。 階段をとおりながら鼻が「匂い」をつい追う自分はどこかヘンタイなのやもしれぬ。 単純に今日のメニューを推理する過程で飛び込んでくる「情報」ではあるのだけれど。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月14日 01時11分00秒
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