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カテゴリ:哲学
年末に、谷川俊太郎さんが震災直後の心理を語っていた。
ぼくは詩人なのでことばの力を信じていないんですよ。 こういうときは歌のほうがいいと思っていますし。 だから極力メディアにコメントを求められても断ってきました。 そんなことをいっていた。 詩人であるからこそ、言葉を拾う仕事だからこそここまで謙虚でいようとする姿勢に感動した。 かといってなにもしないわけではなく、求められている役割を果たそうとするのもまた第一人者ならではのやりかたなのだろう。実際谷川氏は精力的に活動していたようにみえる。 僕には歌しかないから、みたいな言い方が音楽業界に流行っていたけれど真剣であろうとすればなかなかいえないはずだ。 身近にそういう被災された方がいたわけでもないのだが、このWEB上での「チラシ裏に落書きする行為」に不謹慎さを感じ更新が滞りがちだった。 不真面目も真面目にやらないとだめだ、といまは思う。「汚す」なら汚す覚悟がいるのだ。なにができるわけでもないが日常を日常であろうとする原罪のようなものを抱えていけたらいい。 そんなわけで今年もよろしくおねがいします。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月03日 23時35分50秒
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