2013/11/27(水)06:16
藤谷治トークショー
会社のひとに誘われて下北沢へ。個人的趣味を全面に押し出した本屋(ビールも飲める)で作家先生の創作の裏側を聞いた。
「船に乗れ!」は面白かったが青いのう(失礼)、アサイリョウみたいなひとか?と想像していたが目の前に現れた藤谷先生はもっさりとした大林ノブヒコみたいな見た目のオッサンだった(失礼その2)。
不器用そうな語り口は作品そのままだ。否、なめらかな語りができれば書かなくていいのかもしれない。
話自体はたいしたことない(失礼その3)。文字にしてみると創作に携わる者としてよくある語りつくされたネタだ。ものづくりの「壁」は似通ってくるものなのだろう。ただ、文字にするのと実際に口にするのでは意味は変わってくる。
事あるごとに「恥ずかしい」と連発していたのが印象的だ。こういう企画は料理人が料理の紹介をする機会、というよりたとえばオトナの映像に出ていた女優さんが実際の映像を前に自分の肉体の解説をするようなものではないだろうか。
主観を客観に置き換える作業。感性を理性で分析するのは恥ずかしさはあるに違いない。夜書いた手紙を朝朗読するような。
実際に目の前で本物の作家がナマで語る機会はじめてだったので2時間はあっという間だった。質問も無記名でできたし。
他の作品も読んでみよう。と月並みにまとめてみる。(♂)