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まんがよみ日記

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2016年12月09日
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カテゴリ:批評
原作単行本は数年前に手に入れて久しく。そのパワーを感じてるだけに映画に行くことに二の足を踏んでた。だって、絶対に心の根底から揺さぶられると思ってたから。

のん(能年玲奈)の一言めのセリフから、すずさん=100パーセントのんさん、だった。だがそれがいい。すごくいい。この方、息づかいまでセリフなんだよね。すずさんの気持ちの動きが彼女の息づかいで手にとるような距離で伝わるんだ。私たちはすずさんの呼吸で映画の世界にいた。すずさんが息を止め、緊張し、フッと緩み、ちょっとふてくされ、それを全部観客と共有してるんだ。これはすごい。ほんとうにすごい。

ていねいに描きこまれた水彩画のような画面。3DやCGの動きに驚くのとは対極の、絵が動き音が出る、というアニメーションの原点の感動に改めてたち戻る。自分の世界は、自分で描いた世界。すずさんの右手が描きだす絵たちがそれを静かにかつ雄弁に語る。

上映後に静かに起きた拍手。思わず、せずにいられない気持ち。拍手喝采、という映画じゃない、でもせずにはいられなかった。客のせいいっぱいの表現。











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最終更新日  2016年12月09日 12時23分48秒



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