|
カテゴリ:カテゴリ未分類
「ねえ貴方、聞いて。 いつかさよならする時が来るのなら、 いっそのこと今すぐこんなガラクタな私なんて捨ててください。 その方が楽だわ。あとで貴方が悲しい思いをしなくて済むもの。」 口紅が、嫌い。 …塗ると、別に唇を舐めてる訳でもないのに あの味がずっと纏わりつくから。 もらった口紅も、頬とか瞼に塗っちゃう。 この使い方、ポーチもかさばらへんし 意外と使える★ 今日、 仕事先の女の人が いつもとは違う真っ赤なルージュをひいてて あまりにその自然な赤が似合ってて、目が釘付けんなった。 「その赤、キレイですね!」って ちょっと興奮して言うたら、 さっとポーチから青のパールの筒を取り出して 「塗ってみていいよ」と、貸してくれた。 ちょっと不馴れな手付きで鏡ん中の自分にひかれた赤は その瞬間から見なれへん媚びたような色に見えて、 何か意味なく恥ずかしいなった。 きっと、似合ってなかったからやわ。 歳より若う見られるの 嫌やないけど、 そろそろ、 「学生さん?」って第一声で言われるようなんは 卒業せなーと思ってて。 でも 口紅だけは 色も味も、慣れへんみたい。 例えばキスする時も、男の人からしたら ちょっと邪魔とちゃうんかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|