法人口座開設までのまとめ(3)
前回の続きです。手順3:法人登記簿謄本などの入手までの準備 めでたく法人登記書類の提出まで行くと、次は法人登記簿が 数日後(3日~1週間:場所による)にあがってきます。 法人登記簿(謄本)は、銀行口座や、証券会社・為替取引会社の法人口座を オープンするのに提出を求められる書類です。 ですから、この待っている3日~1週間の間に、 ●法人口座をオープンする銀行 ●法人口座をオープンする証券・取引会社 を洗い出し、それぞれの会社先のサイトなりで法人口座に求められる 書類を確認して、入手すべき枚数をカウントしておく必要があります。 会社によっては登記簿謄本だけでいい場合もあれば、法人印鑑の印鑑証明まで 求められる会社もあります。 moneytree7が法人設立当初開設しようとした会社の場合・・ という感じです。 (どれだけ口座作るねん、ということで税理士さん、絶句してました(^^; そんなでもないと思うのですが) さて、それぞれの特徴は・・ ●銀行口座 新生銀行の法人口座は使いにくい 当初、個人のほうでは非常に使い勝手のよい新生銀行に法人口座を持てばいいかと 思っていましたが、どうやら法人口座では個人の口座と違って、ATMカードは 新生銀行のATMしか使えないなど、さまざま制約があり、使い物にならんなと いうことでパス。 もっておきたいイーバンク銀行 口座持っておいて損はないような気がします。個人口座と そんなに変わらないサービスが受けられて、またネットビジネスでの中小規模ビジネス 向けのサービスが充実しています。ネット振込みなどもここは無料。 ただしここの口座開設するためには、都市銀行などの法人口座が別途必要になります。 (口座開設書類に、都市銀行の法人名義口座の通帳コピーが求められる) 都市銀行・・地銀や信金でもOKだと思います(多分) 三井住友、みずほ、三菱東京UFJでもどれでも好きなものでいいですがひとつ 作りましょう。イーバンク銀行の口座オープンに必要です。 都市銀行の場合は、必要書類(法人登記簿謄本、法人代表者の個人証明(免許など))を 最寄の支店に持っていけば比較的すぐに口座ができあがります(その日のうちにできる)ので 登記簿謄本をもらったすぐその足で口座オープンしておくのがいいと思います。 新生銀行のところでも触れたように、多くの銀行が個人口座とは違ったサービス体系と なっていて、個人では無料のネットでの口座確認・振込みなどのサービスが 有料だったりします。 moneytree7は最寄の駅前に支店がある、という理由で三菱東京UFJに口座開設しました。 ●クレジットカード 僕が聞いたのは、三井住友VISAカードの場合ですが、法人カードは会社設立が 3年以上で黒字を出し続けているなどの条件が整わない限り作ることができません。 (あるいは、三井住友銀行の支店の人の口利きが必要とのこと・・グレーだな~(^^;) ただ、書籍の購入などの際、できたら法人名義のカードは、個人とは別途持って おきたいところです。(別になくてもかまわないのですが。後述の理由で) そこで三井住友VISAカードでは、ビジネスパーソナルカードというのがありますので これを利用しようと思っています。(今申請中。) これは、中小規模法人や個人事業主向けカードで、口座引き落としは法人口座ではなくて 個人口座(つまりmoneytree7の個人口座)からになりますが、個人のカードと同様な サービスが受けられます。 ・・・ 法人のカードが必要かどうか、ということですが、究極は必要ないようです。 つまり、個人が立替で現金支払いしたことにして、会計帳簿に仕訳を入れてしまえば、 経費化可能です。 ただしそれすると、カードの請求明細書が個人で買ったものとごちゃごちゃになって 送られてきますから、後で「これは会社分、これは個人分」とわける作業が必要となり 煩雑です。(請求明細書が領収書の代わりになる) これを避けるため、別口のカードがあったほうが便利という程度です。 (よって、個人で持っている、どこかで作らされた休眠させているカードを活用する、 というのもいいアイデアだと思います。) ●取引会社 この辺は、いいでしょう。皆さんのほうがよく知っていると思います。 中国株については、本土B株が買える口座として東洋証券を考えていましたが、 ここは法人口座ではネット取引に対応していないということですので、 法人でもネット取引のできる内藤証券にしました。 為替取引の会社では、申込書に4000円の収入印紙を張らされることが 多いみたいです。 (moneytree7がオープンしようとしている、セントラル短資、マネパト、ヒロセ通商 すべてそうでした) 多分、商品先物の会社などもそうなのでしょうね。手順4:法人登記簿謄本等の入手 登記があがる日に法務局に行って、法人登記簿謄本、印鑑証明などを入手します。 場所によって違うかもしれませんが、発行手数料はmoneytree7のN市法務局の場合 登記簿謄本・・1通1000円 印鑑証明・・1通500円でした。 もちろん、領収書はおいておきます。経費化可能です。 このあと、多分、税務署へ法人登記簿謄本の写しと、いくつかの書類提出がある と思うのですがmoneytree7の場合はこの辺の手続きはすべて税理士さんがやってくれましたので 割愛します。手順5:法人口座開設手続き 手順的には以下のような感じです。 (1)最寄の支店に都市銀行の銀行口座開設に行く ・登記簿謄本 ・法人印鑑 (・法人印鑑証明)←三菱東京UFJの場合要らなかった ・代表者個人認証物(免許証、保険証など) ・口座開設金・・いくらでもよさそう。 moneytree7はとりあえずきれいだろうと、出資金10万円を持参。 が必要です。 (2)取引会社の口座申込書送付 (1)の銀行口座で、とりあえず取引会社(証券・為替)の申込書を送付してしまいましょう。 イーバンクが便利かもしれませんが、イーバンク銀行の口座開設はめちゃ時間かかります。 (だしてから10日近いですが、まだ口座開設完了通知が来ません・・) あとで登録口座を変更すればいいので。 ここの判断を誤ったため、取引会社の口座開設に時間かかってしまいました・・。 (イーバンク銀行の個人口座開設は1~2日で終わりますから、そんなもんだと思って、 待ってしまった・・!) (3)イーバンク銀行口座申込書送付 (2)と平行してやりましょう。 (4)クレジットカード 最後でいいでしょう。。という感じで現在に至っています。手順5-(2)の取引会社の口座オープンですが、個人だと早いのですが法人の場合、異常に時間がかかります。(書類送付してから1週間~10日くらいかかる印象。) ※ヒロセ通商だけめちゃスピーディで、送付してから2日後には もうオープンしていた!しかもここはユーザーID・パスワードも メールベースで通知なので速い!(セキュリティ上どうかというのもありますが・・)あとは、法人設立したので、社会保険関係(年金、健康保険)が気になるところですが、そこの部分はmoneytree7もまだこれから、というところです。(ちょっと疲れたので、一旦休止してます(^^;会計の勉強もしなくちゃならないし・・昨年の確定申告もしないといけないし)