ベトナム
現在、株価が激落ち、通貨危機まで噂されるベトナムですが、興味深く見守ろうと思っています。少しずつ、情報収集の仕方くらいから始めてウォッチをしておこうと思っています。ベトナム株に参入するとすると、通貨危機が来たり、通貨切り下げが起こったときが参入検討のタイミングと考えています。そして、そのときにウォッチしていきたい視点は、、(1)危機的状況になったとき、ベトナムの人たちが必死で働いて なんとかしようという気持ちをなくさないかどうか。(2)産業インフラへの投資を政府が加速させようとするかどうか。個人的には昨年、Q先生の投資考察団でベトナムを見てきたわけですがそのときの個人的感想としては(1)については、半々の確率かなあ・・と感じています。気はまわりますし、ベトナム人はいわゆる聡い人たちなのですが、日本人のような土俵際の粘りがあるかどうかはまた別の話だと考えています。そのあたりの展開を良く見ておかないといけないと思っています。(ベトナム戦争の帰趨をみれば、多分大丈夫な感じも?しかし昨年~現在まで、株・不動産で浮ついた人たちが多かったのも確かです。)(2)については、見てきた感じではまだ不十分だと思いました。つまり、工業(輸出産業)を支える社会インフラの整備(物流を担う道路・港湾・鉄道、生産のための電力、ガス、水道などのインフラ)はまだまだだし、そこへ集中投資して、経済の足腰を固めようというところへ行こうとしてるかどうかわかりませんでした。それよりは不動産開発とか、浮ついたところへお金が安易に流れている印象があったわけです。個人的に何故この辺を見たいと思っているかというと、通貨切り下げ=輸出競争力の増加と捉えていますが、それが起これば、あとは上記の2点をクリアすれば、輸出産業がベトナムで花開く確率がとても高くなるが、逆にいえば(1)(2)のところが崩壊すると、通貨が下がったとしても、この国は伸びていかず、損失を出す可能性が高くなると考えています。あとは、これは必須かもしれませんが、投資するための金融ルールやシステムが確立されること、これも必要だと思っています。(今年に入ってドル⇒ドンの両替がストップされたり、現在はドン⇒ドルへの両替が規制されたりしているようです。こんなことでは危なくて投資できません)