田崎正巳のモンゴル徒然日記

2009/04/05(日)11:44

相変わらずの低空飛行です

モンゴル語(10)

モンゴル語は相変わらずの低空飛行です。 クラスの中でも多分欠席の多い方でしょう。最近の授業はかなり進んでいて、他の生徒は普通に先生ともモンゴル語で会話しながら授業を進めています。ですが、私はといえば、一人先生の質問すら理解できないという状態です。 こういう言い方はおかしいのですが、ちょっと授業についていけない子供の気持ちがわかるような気がしました。幸い子供の頃から授業についていけないという経験はほとんどなかったので、こういう気持ちには、なってみないとわからないものだなあと思います。 頑張って出席しても、わからない。回りがどんどん進んでいく。段々モチベーションが下がる。先生も「こいつだけ、わかってないから、めんどくさいなー。」という雰囲気がありありになる。自分のとしては、宿題もやってできるだけついていきたいけど、どんどん離される。 確かに、こうなったら、学校に行くのが嫌になるのもわかりますね。私の場合は、もちろん大して予習復習もしてないし、欠席も最近は多いのですが、それでも劣等性気分はいいものではないです。 昨晩、日本人の同級生(同じクラス)2人と日本人経営の居酒屋さんに行きました。前から連れて行ってほしいと言われていたのです。彼らはモンゴルに来る前に既に日本で1年ほど事前にモンゴル語を勉強してきたこともあり、私より数段モンゴル語を話せます。 ま、これは仕方ないことなのですが、昨日たまたま隣になった人の話を聞いて「うーむ、やっぱりそうなのかな~?」と思いました。 隣に座った男性二人は、20代のJica派遣のボランティア講師でした。聞けば、スポーツ関係の先生とIT関係の先生をしているのだそうです。モンゴルへ来てわずか3ヶ月程度らしいのですが、モンゴル語で授業をやっているのだそうです!すごい、の一言です! モンゴル語は全然経験なかったのに、60日間日本で缶詰になって訓練したら話せるようになったのだそうです。つまり、私がモンゴルへ来た昨年9月の時点では私よりもモンゴル語を知らなかったのに、たった2ヶ月で話せるようになったというのです。 授業をモンゴル語でできるレベルというのはすごいです。しかも、私はその間ずっとモンゴルに滞在し、授業も受けているのです。この差は一体何なんでしょうか? 第一に取り組み姿勢でしょう。私の姿勢は甘いということです。第二に、私の能力の問題。英語も下手だということを考えると、語学への適応能力に欠けているのかもしれません。 第三に、授業の内容、やり方でしょうか?日本で日本語のできるモンゴル人に教わっていた時は、かなりのペースで頭に入ってきたのですが、モンゴルへ来てからはさっぱりです。そういう意味では、日本での2ヶ月の集中缶詰コースは、かなりいいやり方なのかもしれません。 とはいえ、今は現地にいるわけで、教え方なんて言い訳にもなりません。多分、一番大きい要因は「モンゴル語を話す機会がほとんどない」ことだと思っています。 英語か日本語を話せる人としか会う機会がないし、これらが100%無理な人とは、意思疎通はやっぱり難しいですから。せめて片言は話せるくらいになれば、チャレンジもできるのですけど。 本来は、時間かけてでもこういうことにチャレンジしたいのですが、授業などを考えるとどうしても「効率」を考えてしまいます。いっそのこと、田舎にでも行って、外国語が100%通じないところへでもいかないと、私のような人間には身に付かないのかもしれません。

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