田崎正巳のモンゴル徒然日記

2019/10/09(水)00:05

サッカーワールドカップ予選「日本対モンゴル」が10月10日に!

日本とモンゴル(文化・交流)(355)

サッカーワールドカップ・アジア2次予選は既に始まっていますが、日本とモンゴルは同じグループFなので、直接対戦があるのです。それがいよいよ今週10月10日19:35キックオフとなりました。 FIFAランキング31位の日本に対してモンゴルは183位なので、勝敗の行方は十分予想できます。でも、モンゴル代表が日本代表と直接対戦できるのは嬉しいことです。 私の記憶では、以前のモンゴルはランキング195位でしたし、今大会でもモンゴルはミヤンマー戦で勝っていますから、モンゴルサッカーも上昇気流に乗りつつあるんじゃないでしょうか? 以前、モンゴル代表チームをコーチしていた日本人の方に伺ったことがあります。私が「モンゴル人の身体能力は非常に高いので、近いうちにヨーロッパリーグかJリーグにでも来る選手が出てくる可能性はありますか?」と聞きました。 すると「それは残念ですが、非常に難しいでしょうね。確かに身体能力はありますが、モンゴル人はチームワークというか、自分を犠牲にして誰かをアシストするという点ができないように見えます。要するに、誰もがフォワードのように得点したがるので、チームとして機能しないのです。」と答えられました。 確かにモンゴル人は個人競技(相撲、柔道、レスリング、射撃、アーチェリーなど)には世界レベルの選手は出てくるけど、チーム競技となると難しいというのはよく聞きますし、モンゴル人も否定しません。 でも、その話を聞いてからもう10年です。もしかして、成長したモンゴルサッカーが見られるのではないかと期待してます。 モンゴルにはプロリーグもでき、日本人選手も日本人監督もいるとのことですから、レベルアップしていることは間違いないでしょう。 ところで気になるのは、今後のスケジュールです。今週10日に日本でやるのはいいのですが、サッカーはホーム&アウェイなので、モンゴルでもやることになります。 で、スケジュールを調べてみたら、確かに来年3月31日にウランバートルでやるようです。「マジか?」というのが率直な感想です。 誰がこんなスケジュールを作ったのか知りませんが、3月はまだまだ厳しい寒さの中です。もちろん、モンゴル人にとっては「大して寒くもない気温」ですが、日本人にははっきり言って厳しいです。 3月下旬ですと、最低気温はまだマイナス二桁の日が多いです。運が良ければマイナス10度くらいでしょう。最高気温は普通はまだマイナスです。過去の例ではマイナス10度の日も15度の日もありますが、運が良ければ0度前後かもしれません。 モンゴル人なら「暖かいから外で遊ぼう」という気温ですが、日本人にはまだまだ暑いコートと厚底の靴が必要です。とても短パンで走り回るような気温ではありません。 今からでも変更できるなら変更した方がいいと思いますが、どうなんでしょうか?日本人関係者は本当に現地のことを知らずにスケジュールを決めたのでしょうか? でも4月に延ばしても、最低気温はまだマイナスのままですけど。最高気温は多分プラス5度か10度位にはなると思いますが・・・ モンゴルではモンゴル代表が出られなくても、日本代表がワールドカップに出るときは、とても日本を応援してくれます。今回は直接対決もあるので、ワールドカップ本戦の時は一層日本を応援してくれるんじゃないかと思います。 皆さんも、10日の試合楽しみにしてください。

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