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ひかりの風舞う丘に~物語のつづき~

ひかりの風舞う丘に~物語のつづき~

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2016年11月27日
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カテゴリ:観劇


今月の頭に、梅田芸術劇場でミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」を観劇しました。
ずっと観たいと思っていた作品なので、大満足です!

歌も沢山あり(ミュージカルなので当たり前ですが)、どの歌も名曲で…。

私が感じた、物語の主な軸は、
フランスの現状を憂うパーシーの思い(パーシー→フランス)
パーシーとマルグリットの関係(パーシー⇔マルグリット)
スカーレット・ピンパーネル団の友情
で、どれもうまい具合の描かれていました。

特に、パーシーがマルグリットの真実を知った時に歌う歌は、
心に真っ直ぐすとーんと入ってきて、本当に感動的でした…!

どんな夫婦でも(どんな親しい間柄でも)、相手の全てを分かっているなんてことはあり得ないですし、
少なからず誤解が生じてしまうこともあるでしょう。
でも、そんな時こそ、相手を信じること。
心を閉ざさずに、相手を知ろう、理解しようと努力すること、
その大切さを考えさせられました。

きっと、少しの誤解やすれ違いで、相手の心を見失ってしまうことって、
私たちの日常でもよくあるんじゃないかな…と。

そして、フランスの恐慌政治に力ではなく、
知恵で戦いを挑んだパーシーの心意気にとても惹かれました。

セリフになっていたわけではないけれど、物語を通して、
暗い現実に対しても”ユーモア”を忘れないでいこう!というメッセージを感じましたね。
内容はシリアスで重いものなのに、笑いの要素があちこちに散りばめられていて、
ずっと笑っていた気がします。とても楽しかったです。

あと、スカーレット・ピンパーネル団のメンバーが、
パーシーに「一人では行かせない!」と歌う場面があって、
そこでも鳥肌と感動が凄かったです。
声のバワーが想いと共にひとまとまりになって、グワーっと押し寄せて来る様な…。

どの俳優さんも、声の響きが素晴らしくて、
曲の素敵なメロディーと相まって、まさに…ミュージカルを観ている!という満足感。
そして、安蘭けいさん演じるマルグリットの声の力強さが、
とても真っ直ぐに心地よく入ってきて!
石丸さん演じるパーシーとのデュエットなんか、ピッタリでした!!!

他の俳優さんも一人ひとり個性があって、役にぴったり。
ロベス・ピエール役の方が二幕のはじまりにソロで歌う場面があって、
あ~相手側もちゃんと事情があって、自分の正義があって、あういう行動をしてるんだなぁ、と感じることができたのが良かったです。
ただの敵という認識ではなく、それぞれの考えや想いがある、という背景…というか厚みが上手く描かれていました。

ショーブランをされていた俳優さんも、纏う雰囲気や動き方からもその人物がどういう人物か感じられる演技で、素晴らしかったです。(歌声も!)
きっと、この人も目指す正義(信念?)があって、根は真面目で、すごく正義感がある人なのでしょう。
でも、育った境遇や辛い出来事などで、少しねじまがってしまった。
(私の想像ですが…)
そんな風に感じました。


深いメッセージ性もありながら、
途中はハラハラドキドキして、
切ない気持ちになったり、
ロマンティックな気持ちになったり、
勇気をもらったり、
明るい笑いもあって、
シリアスな緊張感もあって、
最後は大団円!

ミュージカルとして、最高に楽しい作品でした。









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最終更新日  2018年08月13日 22時30分33秒
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