今朝のモーニングセミナーの講話 立派な父親に、立派な経営者になる決意
12月13日(火) 第509回 経営者モーニングセミナー 会場:福山ニューキャッスルホテル 時間:6時~7時 内容:1 「万人幸福の栞」輪読 13条 2 講話 講師:広島市倫理法人会 事務長 花岡 恭史 テーマ「実践報告」 ☆━━……‥‥ 講話 ‥‥……━━☆ 講師:広島市倫理法人会 事務長 花岡 恭史 テーマ「実践報告」皆様、おはようございます。倫理の先輩の皆様を前に、話をするので困ったなあと思っています。これからの決意表明のつもりで話させていただきます。1年以上前に、話した時は、倫理観とか、正義とか、父としてどう生きるかという話を皆様の前で話させていただきました。将来はいつでも正しい判断が出来る経営者になりたい。子供に対して立派な父親になりたいと思っていたことを話しているようです。今日の話ですが、やはり良い父、良い経営者になるにはというテーマをもっています。基軸になる部分としては、良い父ということになります。尊敬する人は? と聞かれたら僕は、親父ですと間髪入れずに答えられます。私の知っている父は、いつも働く親父です。どこにも連れて行ってくれませんでしたが、働く父をいつも見て、育てられました。どこへも連れて行ってもらえなかったという記憶があります。例えば、広島にそごうができた時に、友だちがみんな行ったというので、自分だけがいけないことが悔しかったものです。姉は聞き分けが良かったのですが、僕と弟は泣いて駄々をこねたこともあります。親父のことを思い出すと、強い父を思い浮かべます。ふるいおんぼろの家でしたので、台風がくると家が揺れます。暴風雨の中、コンパネを窓に貼り付ける強い父親を覚えています。ともかく仕事が第一で、一生懸命でした。生まれて初めて入選したのは、絵です。その絵は、親父が寝ているところでした。それをみせると照れくさそうにして喜んでくれた印象が残っています。学校を出てからは父と一緒に仕事するようになりました。毎日が単調で、つまらない仕事でした。もっと伸ばせば良いのにと思うことがありました。たびたび父と口論になったものです。倫理に出会って、自分の嫌いなところ、短所に気づきました。私の短所は単純で100かゼロか、極端なところです。入会して、挨拶をする。履物をそろえる、トイレの清掃を始めました。モーニングセミナーを皆勤を続けました。倫理法人会にくると心が安定してきました。そうしているうち、父が65歳になった時、自分は仕事を辞める。お前社長をやれと言って印鑑を僕に渡してくれました。父は意識して行動すればやがて、習慣になるといつも言います。始めたころは私だけだった掃除ですが、いまは、社員も掃除をいっしょにしてくれるようになりました。仕事は重労働です。肉体労働です。僕が社長をやるようになるまでは、みんなネクタイなんかしめていませんでした。僕は、人から仕事をもらう仕事なんだから、ネクタイを締めようと思いました。暑い日はネクタイはしんどいです。今でも第一線で荷物を運んだりもします。夏の暑い時、そういう時はたまにネクタイを外すこともありますが、頑張ってきちんとしようと努力しました。そのうち、部長が音頭をとってくれて、みんなも締めようや。みんな営業なんだからと言ってくれました。小さな積み重ねで、だんだん会社が良くなっていきました。いろんなことをやりたいと思って、仕事を増やしたりしたので、夜、飲みに行くことが増えてきました。だんだん、家にも帰れなくなって、家でご飯を食べるのは週に1度だけという風になってきました、子供の起きているときの顔をみることがなくなりました。へんなきっかけですが、親らしいことが出来たことを紹介します。(娘に対して出来た親らしいこと)去年、倫理研究所の一泊研修の時に、目標を立てました。苦手だった朝おきに挑戦することにしました。90日間の実践目標です。ちょうど、そのころ、娘は小学校の6年生で、お風呂にも一緒に入ってくれなくなるころでした。親離れをしていって難しい時期になっていました。娘が受験勉強で朝早く起きたいと言うので、私が娘を起こしてやることになりました。朝、ココアを飲むと頭が良くなると聞いたので、娘を起こす前にココアを作ってやりました。朝早く起きても、やることがないので、散歩をしたり、丸山敏雄先生の本を読んだりしました。よく娘と話をすることもできました。りんごをむいてやったりしました。たいした会話はないのですが、お父さんすごいねといわれることが多くなりました。実践目標の90日は終わりましたが、さらに3ヶ月、娘の受験が終るまで、続けることが出来ました。(息子に出来た親らしいこと)息子もいるのですが、とても泣き虫です。いらいらします。あるとき近所の子達と野球をしようということになり、友だちの父親とみんなでやりました。三角ベースの野球です。私は野球部ですから得意なのですが、息子があまりにも下手だったので帰ってから、叱ってしまいました。それをみていた女房が、めずらしく子供の前にもかかわらず強い口調で、私に抗議しました。宮本さんは、子供と一緒にいつもキャッチボールをしているのだから、あちらの子は上手で当たり前。あなたはいったい何回子供とキャッチボールをした? と聞きます。まったくした事がありませんでした。やることをきちんとやらないといけんなぁと思いました。それからは、なんとか無理を時間を作って、一緒にやるようにしました。子供が帰る頃を見計らって、仕事を途中で抜け出してキャッチボールをしたこともあります。初めは、むりやりです。嫌がる息子を連れ出して私がやらせました。あるとき、宮本さんのお父さんに、上手になったなあと誉められたらしくそのうち息子から、キャッチボールをしようと言うようになりました。倫理法人会に入って、素晴らしい人にたくさん会ったのですが、Kさんとはよくぶつかってしまう、嫌いなタイプでした。Kさんが健康の倫理というテーマで、タバコを止めたらよいよと言われた時の話です。Sさんという人を見舞いに行った時に、Kさんはタバコを止めようと決意して、やめたそうです。私も実はよくSさんを知っていました。Sさんの言うことは全て素晴らしくて正しいと思っていました。ただ、タバコのことについてだけは、素直に聞けませんでした。健康のためにタバコを止めるなんてバカな、と思っていました。Sさんは奥さんのことを話されたそうです。自分のことを良く理解してくれていると思っていたそうです。夫の自分についてきて当たり前という気持ちをもっていたそうです。奥さんは子宮筋腫を患っておられたそうです。あるとき、本当は理解してついて来てくれているんではなくて離婚も何度も考えていたし、その上であきらめていたと知ったそうです。それでSさんは、100日間、ハイの実践をされたそうです。ハイの実践は、何があってもハイと言って受け入れることです。ハイの実践で、奥さんの子宮筋腫はどんどん小さくなって、ついには、治ってしまったそうです。Sさんは、自分のわがままで奥さんを病気にしてしまっていたことに気づいたそうです。そんな話を、聴いてKさんは健康と倫理という話をして下さったのです。私ははっとしました。実は、私の女房も子宮筋腫だったのです。Kさんの話をしましたら、女房は、私の子宮筋腫も小さくなるかなあと言いました。女房に聞くとタバコを止めて欲しいと言いました。その場ですぐにタバコを握りつぶして止めることにしました。今では、ご飯もおいしくなって会話も弾みます。タバコを止めるのは今となってはそんなに難しいことではないなあと思っています。PTAの会長をやっていたので、会議の場でも奥さん連中の前で宣言してしまいました。みんなが禁煙をするなんて立派だねというので、禁煙を止められなくなりました。だれでも、大人になっても誉められたら嬉しいものです。ふたつの選択肢があったら、みなさんはどうされるでしょう?私は、なるべく先に約束した方を優先するようにしています。では、楽な方か得なほうかどっちかを取るかを選択するとしたら、どうでしょう?自分が一本タバコをすってしまうと、プライドが失われます。タバコをすう、おいしさとプライドとどっちが大事かな?と思うだけで、簡単に答えがでます。タバコを止めるといいことがたくさんあります。倫理法人会の出席率が良くない理由はその人にとって他の活動と倫理法人会とを天秤にかけて、どっちがよいかと選択されて、倫理の活動の優先順位が下がってしまうのです。私は倫理法人会に入会したのはSさんのようになりたいと思ったからです。こんな経営者になりたいというあこがれがありました。倫理法人会の方にはたくさんそういう目標になるような方がたくさんおられました。だから、いつでも倫理法人会を優先にする自分に変わりました。だから、今度は人からそう思われるような自分になりたいと思います。家庭にあっては良い父に、社会では良い経営者になれるように決意しています。私は倫理がわかってやっているというより、活動をやっているのがただ好きなだけです。誰かをひきつけられるような人間になりたいものです。倫理、不倫理を繰り返しながら、これからも成長して行きます。(会場笑い)☆━━━…………‥‥‥連絡事項‥‥…………━━━☆ 藤井事務局長私の車には外気温がでるセンサーがついています。今日は1度でした。寒いと星空がきれいに見えます。先週100%出席の方を紹介しましたが、漏れがありました内山様もそうでした。90%の方が18名、80%もたくさんおられます。今年もあと2回、どうぞご出席ください。本日の出席者は 23社 32名でした。ありがとうございます。 以上☆..:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆..:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆..:*:・゜誤字脱字がたくさんあることと思います。特に、お名前など固有の名称間違いについては、失礼をお許し下さい。テープ録音無しの即興メモですから、ご発言の趣旨と違う場合もあることでしょう。大変失礼とは存じますが、大きな心でご容赦くださいますようお願いします。皆様には、そのような問題を多分に含んでいることをご理解戴き、取扱には配慮をお願いします。ただ、数値や金額などでご商売に差し障るような間違い、個人や会社の名誉・信用にかかわる間違いについては、訂正文を送らせて頂きます。そのような点が見つかりましたら、ご指示くださいませ。お付き合いを戴きありがとうございます。 2005年12月13日 (火) 文責 梨木健太郎 拝