Spice of Life in UK

2006/08/04(金)22:47

救急車

看護(48)

昨日、救急車に乗った。っと言っても患者としてではなくナースとしてです。 ロングデイの昨日は相変わらずスタッフ不足(ナースは定数いても、ヘルスケアアシスタントが不足してればそのしわ寄せがくるのです…) 受け持ち11人。 これも患者の容態によってはかなりのハードワークです。 昨日は1人はコンフュージョン、1人はメンタルプロブレム、そして2人は全介護の患者さんたち。 16時ごろにきた患者さんは、chest pain。 asthmaの既往があってA&EのDRのimpressionはACSかexacerbation of asthma。 あんまり緊急性ないような申し送りだった。 A&EのDRがsenior Drと患者を見に来た時、「おそらくheartの問題でしょう。 明日cardiology DRが来ます。」と言うものだった。 NHSにかかると大体このパターン。 入院させて、それから呼吸器なら呼吸器のDR,消化器なら消化器のDRが大体翌日に診に来る。 たまたま病棟にいたcardiology DRがこの患者のECGに注目。 明らかなSTの変化があるわけじゃないけど、A&Eで使ったGTNスプレーでECGが大きく変わっていた。 うちの病院では血管造影はやるけど、治療はできない。 血管形成術やステントが必要な患者さんは他の病院に行かなくてはならない。 17時を過ぎてたけど、DRはHammersmithの病院に電話して患者を引き取ってもらうことにした。 この日のcharge nurseに「moondai一緒にいってね。」と言われ「えっっ。」  救急車で胸痛の患者の搬送ですか? 移動中に何かあったらどうするんですか!!! なんせなんちゃってナースなんだし… でも他の病院も見れるチャンスだし、忙しい病棟からエスケープできるならいいかと安易な考え。 19時30分ごろに救急車出発。 向かう病院は私のうちの方角、そのまま患者搬送して、家に帰りたいと思ったが私の車は病院の駐車場。 選択の余地なし。 Hammersmithの病院は近代的な病院かと思いきや、そんなことはなかった… どこも一緒なのねというのが感想。 救急車内のとっても硬いシートの椅子でがたがた揺られ、ちょっと気分わるー。 窓も曇りガラスで景色を楽しむわけでもなく、救急車一度乗ればもう良いです。  病棟に戻ったのは9時30分近く。 日勤者はもちろんみんな帰っていた。 そして私は救急車が戻ってきた道路を再び車で戻り帰路に着いたのでした。 

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