コンスタンティンを理解するヒント 「天使と悪魔」
「コンスタンティン」を観るにあたって、理解しておくほうがより楽しめるだろうと思われる予備知識をかきなぐっておきます・・・これから、観るのに予習したい方は、参考までにどうぞ・・・ちなみに、あくまでも「コンスタンティン」のストーリにはふれていないので、知識として頭のすみにあるといいかもしれません。 父なる神は ルシフェル(Lucifel)に最高位である「熾天使」の称号を与えました。三階級九種類の天使の階級のうち第一階級のトップに君臨する天使で、唯一神の玉座の右側に侍ることが許され、天使の中でも最高の気品と美しさを備えていました。そして最も神から愛されていた天使でした。ところが神は人間を創り人間にこの上ない寵愛を注ぎ、なおかつ天使以上の優遇を与えようとしたことから、ルシフェルは妬み神に反乱を起こし七つの罪を犯し退かれ、堕天したことにより、天使の称号である、「 el 」の文字を剥奪され、ルシファー(Lucifer)と名乗ることになりました。そして、他の堕天使達を集めて、その頂点に君臨し「サタン」と呼ばれるようになったのです。 神はルシファーの弟になる、御子を生み出し御子に最高の栄誉を与えられ、罪深き人間の原罪を贖うためにマリアを聖母とし、この世につかわされたのが、イエス・キリストです。 ガブリエルは、ルシフェルの同じ階級の2番目の天使である「智天使」で、キリストの誕生をマリアに伝えた天使です。今回の「コンスタンティン」に登場するガブリエルはこの天使とは関係なくハーフブリードという設定になっています。 このサタンであるルシファーの息子がマモンです、 マモンは父ルシファーを上回る原罪を犯すのです。 「地獄の聖書」コリント書16章29節~30節:「息子の罪が父の罪を上回るだろう」