大阪行
回廊にのぼり来て見れば自動車の響もちさし此の高楼は
あな可笑し鐵骨ビルデイングの屋上に少一位稲荷の赤き鳥居はも
この境界に人波たゆることやある芝居活動の絵看板の列
たどりくれはまた打ち続く葡萄畑だだん畑を陽をさけて歩む
かぎりなき葡萄畑につきさえて音頭取る声しとかに透るも
十三夜の月のぼりたりこの庭に踊る若者の影も明るき
山人の飲用にすと小荷駄馬氷を積みて山坂のぼる
この日頃まろうと多くなりにけり杉木立ゆく都絵日傘
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最終更新日
2003年12月11日 20時28分12秒
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