2012/09/13(木)22:35
九電が電気料金の値上げを申請。来年4月から10%前後
今年の夏は節電の夏ということで、西日本を中心に節電目標が掲げられましたが、
一度も計画停電が行われること無く7月・8月を乗り切ることができました。
しかしながら原発停止による燃料費の高騰により電力各社の業績が悪化しました。
そんな中、今夏10%の節電を要請された九州電力では、
12年9月中間連結決算の最終(当期)損益が1650億円の赤字になる見通しから、
10月末にも政府に電気料金の値上げを行う方向で
検討に入ったことが明らかになりました。
値上げ幅は家庭用電力で平均10%前後となる予定で、
来年4月からの実施を目指しています。
この値上げが認可されれば、第2次オイルショックの1980年以来、
33年ぶりの値上げとなり、標準家庭では月600円程度の負担増になるそうです。
今回の家庭向けの値上げ幅は、九電管内の6基の原発のうち川内原発1・2号機などが、
来年度中に再稼働するとの前提で試算されたものであり、
仮に原発が再起動されない場合はさらに値上げ幅が増えるものと思われます。
今年は原発再稼働を行わずに夏を乗り切ることはできましたが、
来年はどうなるのかまだ分かりません。
原発を再稼働することで家庭への負担を減らすのか、
家庭に負担をかけてまで原発を止めるのかは、九電の判断にかかっていると思います。
それでは、今日はここまで。