2012/01/26(木)06:48
いざ、伏見の町へ~わたしの「寺田屋騒動」
宝酒造を過ぎて
次の角に念願の寺田屋があった。
時代感がある建物は、
期待通り、映画どおり、ドラマどおりの
外観で行ったことがなくともすぐにわかる。
見学時間は16時までで残り30分ほどだったけど
参観料300円を支払って中を見学させていただく。
寺田屋72012.01.20 posted by (C)あっこ森
階段をみて、何かを知っているみたいに
思わずうなづく自分。
建具に時間の経過が刻まれている。
寺田屋42012.01.20 posted by (C)あっこ森
宿屋としての機能を持たされた部屋のせいか
想像以上に細かく
部屋が仕切られている。
細かな仕切りの部屋を渡り歩きながら
ここで身を隠したりするのは緊張するな…。
壁越しに隣に何があるのか、誰がいるのか…
常に気を張っていたのだろうけれど
壁紙に記されている「いろはにほへと」という
筆文字を見ていると圧迫感とその歴史を思って
なんだかめまいがしてきた。
たぶん、この壁紙は
あとで貼られたものなんだろうけれど…。
寺田屋22012.01.20 posted by (C)あっこ森
竜馬さんがお龍さんに宛てたお手紙だとか
使っていた拳銃のレプリカや写真、
竜馬さんにまつわる人々の写真や書が飾られている。
寺田屋32012.01.20 posted by (C)あっこ森
竜馬さんの写真は結構残っていて
自分大好き派なんだろうか?
新しいもの大好き派なんだろうか?
竜馬さんの人柄を想像しながらいろんな思いが巡る。
寺田屋82012.01.20 posted by (C)あっこ森
お龍さんが、危険を知らせたという階段を下りる。
ある意味、階段はこの建物では
かなり重要な場所。
みなが、思い思いに立ち止まって
写真を撮ったりしていた。
寺田屋62012.01.20 posted by (C)あっこ森
浴室には、丸い湯桶。
その奥に手洗い。
その手前にある、小さな中庭。
庭の前の小さな部屋と
玄関に近い真ん中の部屋。
寺田屋52012.01.20 posted by (C)あっこ森
その薄暗い真ん中の部屋で
血吹雪きがあがったという。
血なまぐさい感じは、
今ではまったくないけど
たくさんの関連書物が置かれ
たくさんの明かりをつけて、あえて
陰気な雰囲気をどうにかしているような空間。
樽が、椅子代わりに置かれている。
歴史は変わらないけれど
殺さないで欲しいと
竜馬さんファンでなくとも
誰もが一度は、
思ったりしたことがあるのではないだろうか。
“ここでか…。”
完全ミーハーコースを選択したわたしでさえも
胸になにかが迫る。
寺田屋102012.01.20 posted by (C)あっこ森
残念なのは、ここの係りの方はちょっと横柄。
一日に何度も観光客をお相手していて
かなりお疲れなのか
飽き飽きしているのかもしれないけど。
「中からどうぞ。」
かなり面倒くさそうに案内を
受けたときから心配していた。
「はい、どいて。」と
観光客をどけて係りの方が
先に奥へ入る。
…これが日常になってしまっているのか
がっかりするような応対
2度もそんなことがあった。
そして、店員さんの勢いが
すごくて慌てて避けて
誤って壁にぶつかると
「気をつけて!」と叱られる。
えっと、この狭スペースで
無理やり迫ってきたらこうなるのは
誰にでも予見できることなんだけど…。
わざと失敗させられて怒られている感じ…。
…なんかやんなっちゃう。
寺田屋112012.01.20 posted by (C)あっこ森
一応泊まれるらしいけど
これじゃ…やだなぁ…。
二人いらした係りの方ともに
申し訳ないけど
あんまりいい感じがしなかった…。
ご苦労があるのかもしれないけれど…。
そしてね、残念なんだけど…
寺田屋にはもうひとつお話が。
「やはり、あの寺田屋は偽物なのでしょうか?」
「現在の寺田屋は、別物です。
当時存在した寺田屋(旧寺田屋)の
場所とも異なります。
が、旧寺田屋の解体資材を再利用(移築含む)して
現寺田屋が存在するようですね。
京都府・京都市としても、
寺田屋騒動(事件)の現場とする事を、止めたようです。
また、在阪報道機関も同様の見解で報道しました。」
こんなやりとりも
存在する場所だったりします。
いろいろミソはつきましたが
小さな時間旅行気分は味わえました。
寺田屋92012.01.20 posted by (C)あっこ森
竜馬さんの人気が
この街を大きくしているのでしょうね。
写真は1月20日に現 寺田屋にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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