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もりっぺ★のほほ~ん   

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2006/09/26
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テーマ:お勧めの本(7364)
カテゴリ:
ひとがた流し


出版社:朝日新聞社



アナウンサーの千波、作家の牧子、元編集者で写真家の妻となった美々は、高校からの幼なじみ。牧子と美々は離婚を経験、それぞれ一人娘を持つ身だ。一方、千波は朝のニュース番組のメインキャスターに抜擢された矢先、不治の病を宣告される。それを契機に、3人それぞれの思いや願い、そして、ささやかな記憶の断片が想い起こされてゆく…。




 旅行記はちょっとお休み。

 この作品、死を扱っているので、テーマはとても重いはずなのに
 淡々とした描き方が、単純なお涙頂戴物語になっていなくて、さすが北村さんだなぁ~と。
 なんでもない言葉にホロリとさせられ、これまたヤラレちゃうのです。

 そして北村さんの描く女性たちはいつでも、年齢に関わらず
 大丈夫なのか?ってぐらい純粋で、1本芯が通っていて、清々しい。
 自分もこうでありたいなと思うのだけど、なかなか、ね。

 人物描写があまりないので、それぞれを想像し、勝手に当てはめながら読むのも、楽しい。
 友人、家族、恋人、人との繋がりが、時に切なくて、時に温かくて
 しぃんと心に落ちてくる、とても穏やかな気持ちになる。

 唯一残念なのが、朝日新聞の連載では毎回、おーなり由子さんの挿絵が入ってて
 それが楽しみでもあったのだけど、本になってしまったら
 表紙のみで、本文中には全くなかったことですわ。

 だけど、ちょっとサプライズだったのが
 過去の、北村さんとおーなりさんのコラボ(?)作品である
 「月の砂漠をさばさばと」のさきちゃんが、大きくなって登場したこと。
 こういうのって、なんだか嬉しいものですね♪

 いつものミステリーや、タイムスリップのようなファンタジー性はないけれど
 読み終えて、人っていいなって、優しい気持ちになれます。
 お薦めです。










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Last updated  2006/09/26 09:56:22 PM
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