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もりっぺ★のほほ~ん   

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2007/10/03
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カテゴリ:映画
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■監督・脚本 ペドロ・アルモドバル
■音楽 アルベルト・イグレシアス
■出演 ペネロペ・クルス/カルメン・マウラ/ロラ・ドゥエニャス

■ストーリー
 失業中の夫の分まで働く、気丈で美しいライムンダ(ペネロペ・クルス)。だが彼女の留守中、夫が15歳になる娘パウラ(ヨアンナ・コボ)に関係を迫り、抵抗した娘は勢いあまって父親を殺してしまう。愛娘を守るため、ライムンダは必死に事件の隠蔽を図るが、その最中に「故郷の叔母が死んだ」と知らせが入る。一方、葬儀のため帰郷したライムンダの姉ソーレ(ロラ・ドゥエニャス)は、大昔に火事で死んだ姉妹の母イレーネ(カルメン・マウラ)の亡霊が、1人暮らしだった叔母をこっそり世話していた、という奇妙な噂を聞く。



 久々の映画レビュー。旅行前に観たんだけど、題名は。。。(笑)

 カンヌ映画祭で史上初、6人の出演女優が主演女優賞を受賞した作品。

 冒頭から、風が吹き抜ける村の墓場で、お墓の手入れに勤しむ女たち。
 明るいんだか、暗いんだか、不思議な空気が漂って、おぉアルモドバル流!
 で、続けざまにサスペンスな展開に流れ込み、目に飛び込んでくる、赤、赤、赤!
 そして、母親、娘、姉妹、叔母、女友達、様々な立場の女性たちが織り成すドラマに
 どんどん・ぐんぐんと、引き込まれていっちゃうわけですよ、はい。

 この作品、アルモドバル監督の独特の世界観があって、素敵です。
 死体の隠し場所、自分のお墓、母親を避けた理由等々のブラックな毒気の中に
 ベットの下、オナラの匂い、全員からハグ等々、ウフフと微笑ましいエピソード。
 このバランスが絶妙で、なんだかクセになりますわ。
 チュッチュと音を立てての挨拶のキス、妙に可笑しかったわ。

 でもラストは、妙にしんみり。エンドロールも素敵です☆

 ライムンダ役のペネロペは、やはりスペインが良く似合う!
 母国語であるスペイン語を話す彼女、情熱的なスペイン女!
 娘を思う母親役をしっかりこなし、女としての芯の強さを、とても感じたわ。
 劇中で、題名ともなっている『ボルベール』を歌うシーン、あれは吹替えよね?
 でも、彼女の情感たっぷりの口パクっぷり(笑)に、ウットリなの。
 もっとたくさん歌って欲し~い!!って思ったけど、ミュージカルじゃないんだし
 あのくらいが良いのかもですね。残念だけど。
 ファッションも原色が多く、それがメチャクチャ似合っててステキ☆
 ベネロペになりたい!と、無駄な願いをしてみたりして。(笑)

 イレーネ役のカルメン・マウラ、とってもチャーミング♪
 色んなところに隠れる姿、早く出ておいでと、手を差し伸べたくなる。


 とにかく、女性万歳! 男はみんなロクデナシ! な作品。(笑)
 それでいいのか?と、道徳的に問題ありな内容だけど
 愛するものを絶対的に守るんだ、という母親の強さと逞しさが感じられて素敵!
 是非とも、アルモドバル監督流の、色と匂いを堪能しいただきたいですわ♪



   『ボルベール<帰郷>』公式HP  ←歌に酔いしれて☆







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Last updated  2007/10/03 11:39:11 PM
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☆もりっぺ☆@ Re:ちび子113さん 良かったんですよ~、思いのほか。(笑) …
ちび子113@ フィクサー よかったっすか!やっぱり見に行こうかな…

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