もりきっちゃんのひとり言

　夜中に、クラッシャーは帰ってきた。トマトジュースを１リットル飲みながら、３時間語って、友達に会いに出かけて行った。知らない間に帰ってきて、朝からまた出て行った。

　今日の夕方、また夏の仕事に出かけるのである。

　この冬も、私には内緒でまた、クラッシュしていたらしい。体も、精神も。

　去年は、彼にとって星回り的に最悪の年。前の冬の入院に始まり、危険なほどの鬱で終わった。ともかく自力で乗り越えたことに感謝して拍手もんやな。

　私が、この身で経験してない色んな事を　教えてくれる。子供というのは、小さい頃には、私の人生の自由を奪う足枷のように感じた事もあったけど、今になって考えると、自分の人生を何倍にも広げてくれる膨張剤やな。ケーキ作りで言うなら、炭酸か？

　この冬の体験は、自分の社会的な甘さの認識と、哲学的な自分の発見に繋がったようや。元々、世間一般からは、かなりの変人タイプ。その仲間の中でも、いかに自分がほっとかれたい体質なのかを痛感したらしい。その辺りは、私の子育てが元になってるのかも知れず、「この親にしてこの子あり」やな、と二人で苦笑いしてしまう。

　魚座男のポイントを確認したり、教えたり、彼がたまに描いてるという絵を見たいなとふと思いつつ、言うたら嫌がるナと、抑えつつ。

　まだまだ続くらしい彼の季節労働者生活。

　「お帰り」と言えるのは、幸せなんやなぁ、と噛み締める、今日この頃。
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　今日は私も、ぷち哲学的