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2006.11.16
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非常に色彩豊かな映画。
スクリーンの随所に花が咲き、自分の幸せを讃える歌声が聞こえる、メルヘンチックな映画。
昭和のよき時代、高度成長時代を現したような、誰もが自分の将来へ希望に満ちあふれ、華やかな夢を持って生きている時代。
そんなイメージを映し出したような映画。

主人公である松子は、そんな中で人生を思いっ切り思った通りに生き、命を燃やしていた。
そして、人生はとてもハッピーだったはず。
だけど、やっぱり悲しい、なぜかしら涙が出てきてしまう。

私からすれば、そんな選択をすれば、そりゃそんな結果が待ってるでしょう。
って思ってしまう。
だから、自業自得だし、いわば「天に唾吐けば」と同じことじゃないかと言いたくなってくる。

でも、映画を見ていくにつれ、そんな事は言えなくなってしまう。

松子は、今どう生きるのか?いまどうすればいいのか?そんな事ばかり考えて生きていたのではないのか。
幼いころからお父さんの顔色ばかり気にして生きてきて、その場しのぎの作り顔でも喜んでくれるなら何時でもやる。
だから、少し先まで見通して考える余裕が無く、今を精一杯生きた人生じゃないかと。

「人は他人にどうしてあげられたか?が一番大事。」
川尻 笙(かわじり・しょう) の彼女の渡辺 明日香(わたなべ・あすか) が、別れ際に言った言葉。
この下りが、原作にあったのかどうか解らないが、松子の生き様を言っているかのようだ。

そして見ている者の心を救ってくれるのは、決して松子の口から「どうして私は不幸なのだろう。」という後悔の言葉が全く無いことだ。
それは、短い人生ではあったけど、幸せに生きてきたんだよという証しのように思う。

最後に見終わったあと、切なく泣けてくるのは、どんなに頑張っても人は一人では生きていけない。
どんなに貧しくとも、自分を理解してくれて「よく頑張った」と頭をなでてくれる人が一人でも良いから居て欲しい。
そんな想いが伝わってくるからだろう。

だから、龍 洋一(りゅう・よういち)のような男でも、もう何も言わないでついて行くしかないと思ってしまう。
久しぶりに故郷の河を見に帰ったときにでも、「2度と来るな」よりも「よく帰ったな」という言葉を貰いたい。
光GENJIに出した分厚いファンレターの来るはずもない返事を、心より待ってしまう。
大阪万博の太陽の塔のキーホルダーが、過ぎ去りし栄光のようで、ひときわ寂しかった。

独断と偏見の評価は?:★★★★☆

 ★★★★★ めちゃ面白い、何度でも見たい
 ★★★★☆ おすすめ映画
 ★★★☆☆ そこそこ楽しめる映画
 ★★☆☆☆ ん~、自分的にはどうなんだろ、悩む内容
 ★☆☆☆☆ あんまお勧めできない
 ☆☆☆☆☆ はっきり言ってコメントできません


参考:
嫌われ松子の一生

(2006年 / 日本 )
ジャンル: 邦画:ドラマ
収録時間: 130分

監督: 中島哲也
出演: 中谷美紀 瑛太 伊勢谷友介 香川照之 市川実日子 黒沢あすか 柄本明

あらすじ
「下妻物語」の鬼才クリエイター、中島哲也監督が山田宗樹の同名小説を中谷美紀主演で映画化した奇想天外な女の一生物語。転落の一途を辿る壮絶なヒロインの人生を、多彩な映像表現を駆使してカラフルかつポップに描き出す。昭和22年、福岡県大野島に生まれた川尻松子。お姫さまのような人生を夢みる明るい少女時代を過ごし、やがて中学校の教師となる。しかし、ある事件が原因で20代でクビに。その後、愛を求めて男性遍歴を重ねるたびにますます不幸になってゆく松子。いつしかソープ嬢に身を落とし、果ては同棲中のヒモを殺害して刑務所に服役してしまう…。

2006年5月27日公開。映画版主演の中谷美紀自身が「この役を演じるために女優を続けてきたかもしれない。」と言っているほど、本人がほれ込んでいる役どころ、作品である。ミュージカルシーンも交え、原作の悲惨なストーリーを明るく描いている。また、中島監督の演出のたくみさもあり、好評価を得ている。なお、映倫規定では、PG-12に指定されている。

エピソード
中島監督は「プロの女優さんをほめるのは逆に失礼」という信念から、「殺してやる」、「女優やめろ」などと主演の中谷美紀を罵倒し続け、その厳しさに中谷が降板も考えたほどで、綾乃役のBONNIE PINKも「私だったら(女優を)やめている」と語った。監督のしごきは他の出演者にも及び、久美役の市川実日子は「監督に『彼女(久美)はどんな病気なんですか?』って質問したら『知らねえよ!』って言われた」と監督の暴言を暴露している。中谷が撮影中のエピソードを語った『嫌われ松子の一年』(ぴあ、2006年)が公開後出版された。





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Last updated  2006.11.16 14:53:15
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