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テーマ:ライフサイエンス(19)
カテゴリ:ライフサイエンス
少し時間がたってしまいましたが、アレルギー学会の報告を少し。
”インペアード・パフォーマンス”ってご存知ですか? 花粉症の方なら知っている方も多いかな? インペアード・パフォーマンスとは「薬剤が注意力・認知などに与えるさまざまな能力障害」のことで、眠気など本人の主観とは違い、ほとんど自覚できない。能力障害は、運転や危険業務における有害性、労働への影響、学童の学習の能力の低下、老人の転倒など、日常生活に密着しています。 IPは抗ヒスタミン薬と脳内H1受容体との結合と相関することが知られており、鎮静性抗ヒスタミン薬である第一世代の物の危険性が指摘されている。 健常人の危険因子を誘発するリスクを1とすると、花粉症患者は1.4、鎮静性抗ヒスタミン薬以外の治療薬で治療中の花粉症患者は1.3であるのに対し、鎮静性抗ヒスタミン薬を服用してる花粉症患者は1.7とリスクが増加することが報告されています。 また、IPを引き起こす薬剤と投与された学生の試験結果は投与されていない学生よりも試験成績が悪くなるとの話もありましたので見過ごせませんね。 欧米の軍隊では飲んで良い抗ヒスタミン薬が決められているとか。 より詳しく知りたい方は、こちら yamane お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.14 11:54:09
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